我が家も共働きで犬を迎えたのですが、犬のいる生活って本当にいいですよ。
でも子犬の場合、ひとりで留守番できる時間の長さや、日常的に留守番をするということは慎重に始める必要があります。
そして留守番中の過ごし方も工夫して、問題行動を起こさないようにしてあげたいですね。
今日は、子犬が留守番できるようになるタイミングや共働きで家を空けられるようになるのはいつからかなどを解説していきたいと思います。
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子犬の留守番は短時間から始めるのがベスト
生後4ヶ月くらいまで、子犬はワクチン接種やさまざまなしつけ、そして1日3~4回くらいご飯を与えなくてはいけなくて、まとまった時間家をあけるのは難しいかもしれませんね。
でも将来的に留守番をさせる予定がある場合は、少しずつ飼い主さんがいない環境を作って慣れさせてあげるのが良いと思います。
これは、「飼い主さんは出かけても必ず帰ってくる」と子犬に理解させてあげるのが目的です。
何もわからず突然長時間ひとりになったりすると、飼い主さんがいないことで子犬がパニックになり、ひとりになった途端に鳴き叫んだり、家財などを破壊したりする問題行動に発展することもあります。
短い時間の留守番を何度も繰り返すことで、子犬は飼い主さんが必ず帰ってくることを理解し、信じて待つことができるようになります。
ちょっと面倒かもしれませんが、1日10分~1時間くらい、定期的に出かけて留守番をさせるというところから始めてみてはいかがでしょうか。
共働きではなくても、飼い主さんには色々な事情で家をあけることがあるので、24時間子犬と一緒というよりは、留守番をさせる時間を意識して作った方が問題は起きにくくなりますよ。
まとまった時間の留守番はいつから可能?
共働きでまとまった時間家をあけることがいつから可能かと断定するのは難しいのですが、私が見てきた様子では生後半年辺りからが良いように思います。
生後5ヶ月前後から、子犬はふやかしフードからドライフードへの切り替えが始まり、食事の回数も1日2~3回に減らせるようになります。
散歩もできるようになるので、精神的な成長もどんどん加速する時期です。
個体差があると思いますが、我が家の場合は散歩を始めた頃から、うちのワンコの心の成長が著しく感じました。
それまで家で私の後を必死で追い回していたのに、急にそれがなくなり、自分の気に入った場所で落ち着いていられるようになりました。
飼い主との信頼関係ができると、犬は自分のペースで生活できるようになってきます。
生活と子犬の心が落ち着いてきた時期が、共働きを始めるのに適した頃ではないかと思います。
子犬の留守番時間は最長6時間がベスト
犬は群れで生活する動物なので、留守番自体があまり向いているとは言えないように思います。
それでも、飼い主さんにも生活があるし、働かなくちゃいけないこともありますよね。
我が家もフルタイムの共働きなので、辛いなぁと思いつつうちのワンコを1日10時間近く留守番させています。
でも10時間の留守番は子犬だけでなく成犬でもあまりおすすめはできません。
私が見てきた様子では、犬の留守番は最長でも6時間程度にしておくのが良いと思います。
特に子犬はまだ1日3回ほど食事を摂る必要があるので、あまり長時間空腹にさせておくのは心配です。
また、犬は3~6時間ごとにオシッコをすることが多いのですが、飼い主さんが家にいないとオシッコを我慢してしまう子がたくさんいます。
犬の自然な生理現象を妨げないためにも、ご夫婦のどちらかが6時間程度の勤務で帰宅できるような共働きのスタイルが理想的ではないかと思います。
留守番中の子犬が楽しめるおもちゃを準備
成犬になると留守番中はほとんど寝て過ごしますが、子犬は元気なので遊びたくなってしまうことが多いようです。
そんな時に家財道具をグシャグシャにされてしまったりしたら大変!
ということで、留守番中、安全に過ごしてもらうためのヒントをご紹介します。
丈夫で噛めるおもちゃを用意する
子犬が誤食などせずに安全に遊べるおもちゃがあると、退屈しのぎに一役買ってくれます。
天然ゴムでできた丈夫な編み目のボールや、おやつが入れられるコングのおもちゃなどが我が家ではとても役に立っています。
ぬいぐるみなどを与える場合は、簡単に千切れるパーツ(魚のヒレのような部分)がないか、目玉や鼻にボタンのような飲み込めるものがついていないかなどを確認して、怪しいパーツがあれば事前に取ってから与えるようにしてください。
朝の散歩に時間をかける
おもちゃとは違うのですが、朝の散歩でたくさん遊べると子犬はグッスリ眠って過ごしてくれることも多くなります。
近所の豆柴の飼い主さんが、うちのワンコと公園で遊んだ日はずっと寝ててくれるから助かると話していたことがありました。
仕事がある飼い主さんにとって朝の時間は慌ただしいと思いますが、できるだけ運動させてあげることで子犬は満足して眠りながら留守番してくれるかもしれませんね。
子犬の留守番と共働きはいつから可能?【まとめ】
子犬の留守番は早いうちから短時間の留守番を始めて、「飼い主さんは出かけても必ず帰ってくる」と理解させることから始めるとスムーズです。
本格的な共働きは、一連のワクチン接種やフードの切り替え、散歩が始まる生後半年辺りからが良いのではないかと思います。
ただ、可能であれば犬の生理現象のペースを考慮して、ご夫婦どちらかが6時間程度の勤務であることが理想です。
留守番中は丈夫で誤食の心配がない安全なおもちゃを置いて行ったり、朝の散歩でたくさん運動して発散させてあげたりすると、落ち着いていられるのではないかと思います。
子犬の心と体の健康を損なわないように工夫しながら、飼い主さんの生活とのバランスを取って調整してあげてくださいね。