子犬を迎え入れたら、健康診断のことも考えてあげたいですよね。
でも初めて子犬を迎え入れた飼い主さんだと、健康診断と検査内容や費用などが気になるのではないでしょうか。
そこで今回は、子犬の健康診断の費用の相場や頻度の目安、検査内容についてお話ししたいと思います。
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健康診断の費用の相場は検査内容で変わる
子犬を迎えたら、初めのワクチン接種で動物病院に行った時に、簡単な健康診断をお願いしてみると良いと思います。
この時の健康診断は、獣医さんに目、耳、鼻、毛艶の様子を見てもらったり、足腰の関節の具合などを確認してもらったりするような検査内容になります。
特に処置してもらうようなところがなければ、健康診断としての費用は初診料の中に含まれるか、多くても3,000円ほどでおさまると思います。
この他に、オシッコやウンチを持って行って調べてもらうとか、血液検査やレントゲンなどのしっかりとした検査内容になってくると、2万円前後かかることもあります。
愛犬にどこまでの検査が必要かは、獣医さんと相談して費用を聞いて、別の日にやってもらうようにすると、慌てずに済みますよ。
子犬を迎え入れてからの健康診断の頻度
健康診断の頻度は、成犬になると1年に1回が目安になります。
子犬の場合は初めに生後半年くらいで血液検査などを行い、そこから翌年の狂犬病ワクチンの時期までは、その子によって健康診断の頻度は変わります。
子犬に時々あるのが、パピー用のフードからアダルト用に切り替えた時や、おやつを食べ始めた辺りでアレルギー反応が出て、検査する必要が出ることです。
この場合、普通の血液検査だけでなく、アレルゲンを特定するための検査をすることもあります。
アレルギー検査になると、2〜3万円ほどが相場になるので、獣医さんとよく相談して検査をするかどうかを決めると良いと思います。
ちょっとお得な健康診断や犬ドック
子犬の健康診断とはいえ、金額の相場は決して安くはないので、少し驚いてしまいますよね。
ここからは、健康診断をお得に受ける方法など、知っているとちょっと嬉しい情報をご紹介します。
春の血液検査キャンペーン
狂犬病ワクチンの時期は、毎年3〜6月頃になりますが、この辺りでほとんどの病院が血液検査のキャンペーンを行っています。
これは、健康な犬の血液検査結果のデータを取るために、検査料金を安くしてたくさんのサンプルデータを収集するのが目的のようです。
愛犬がすでに何かの治療をしている場合には適用されない可能性もあるので確認が必要ですが、健康な子の健康診断ならぜひ利用したいですね。
病院によって変わりますが、院内で結果が出るところは8,000円前後、院外に検査を出す病院なら13,000円前後で血液検査をやってくれます。
混合ワクチン接種の便検査
病院によって変わりますが、混合ワクチン接種の時に簡単な便検査を無料でやってくれることがあります。
生後4ヶ月までのワクチン接種には適用されませんが、その後の年1回の混合ワクチン接種の時は、念のため新鮮なウンチを持参してみてくださいね。
犬ドックはもっとお得になることが
これも病院によってやっているところとやっていないところがありますが、人間ドックのような検査を犬にやってくれる犬ドックという健康診断もあります。
検査内容は血液検査、尿検査、便検査、レントゲンなど多項目にわたります。
私が行っている動物病院では、全てやって16,000〜20,000ほどなので、普通に検査をするよりずっとリーズナブルです。
お世話になる病院でやっているようなら、一度相談してみてはいかがでしょうか。
子犬の健康診断の費用の相場!【まとめ】
子犬の健康診断の費用は、検査内容によって変わります。
だいたいの相場は初診料に含まれるものから2万円前後になるでしょう。
子犬を迎え入れてすぐの健康診断は、生後半年ほどを目安として、その後は半年〜1年ごとに血液検査をしていく感じになると思います。
春の狂犬病ワクチンのシーズンは血液検査が安くなる動物病院が多いので、利用してみてくださいね。
犬は人間の4倍ほどの早さで年を取っていくので、機会があれば犬ドックなどのしっかりとした健康診断もやってあげるのも良いでしょう。
病気は早期発見、早期治療がとても大切です。
普段の観察に加えて、客観的に健康状態が把握できる健康診断を上手に活用したいですね。