混合ワクチンは同じものを3回打つから様子がわかりやすいけれど、狂犬病ワクチンは1回だけだから、少し心配なこともあるかもしれませんね。
狂犬病ワクチンを打ってから元気ないなぁとちょっと気になったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
子犬の狂犬病ワクチン後の散歩はいつから?
狂犬病ワクチンも、接種後の注意は混合ワクチンの時と同じように考えて大丈夫です。
ワクチンを打った日は安静にして、散歩は翌日からというのが一般的です。
ちなみにシャンプーは、2〜3日経てばいいですよって言われることがほとんどですが、獣医さんによっては1週間くらいあけてくださいと言われることもあるみたいです。
気になる時は、いつから可能なのか、かかりつけの動物病院で確認してみてくださいね。
ワクチン接種当日の散歩は絶対ダメ?
ここで私はすごく困ったことがあります。
うちのワンコの場合、オシッコは家でできるけどウンチが外だから、散歩に出ちゃダメっていうのはウンチができないことになっちゃうんですね。
それを獣医さんに相談したところ、「少しくらい出るのは大丈夫だよ」と言ってもらえました。
たくさん歩き回ったり犬同士で遊んだりするのはダメだけど、ウンチが出たらすぐ帰るという程度の、軽い散歩にとどめておくなら大丈夫だろうということでした。
狂犬病ワクチン後に元気ないのは副作用?
これもワクチン接種の後に共通したことですが、接種後から何日かの間は、副作用が出ることがあります。
まず、ワクチンを打ってから20〜30分は病院の待合室で様子を見ますよね。
これは人間でも同じなのですが、ワクチン接種後30分は、アナフィラキシーショックが起こる可能性があるので、それに備えて待機します。
アナフィラキシーショックでは、突然の嘔吐、呼吸困難、顔の腫れなどが起こります。
獣医さんの話では、めったにないことでありますが、狂犬病ワクチンで亡くなってしまう子も本当にいるそうです。
私も動物病院で嘔吐を起こした犬は見たことがあります。
「アナフィラキシーショック」なんて聞くともだえ苦しむようなイメージがあるけど、その犬は全然苦しそうではなくて、横にいた飼い主さんも気づかなかったくらい静かに吐いていました。
でもその時の看護師さんの慌てぶりを見る限り、大変なことが起きたんだなって思いました。
接種後数日間は注意を
アナフィラキシーショックとは別に、ワクチンの副作用は接種後数日間起こる可能性があります。
接種した当日は特に副作用が出やすいと言われています。
症状は、嘔吐、下痢、発熱などです。
おかしいと感じたら、動物病院に連絡を取ってください。
私も昔一度だけ、ワクチン接種後2時間くらいで嘔吐が始まり、病院に連絡したら「すぐ来て下さい」と言われて行ったことがあります。
その時は薬や生理的食塩水が入った注射を打ってもらったのですが、こうした症状はワクチン接種の副作用と考えられるそうです。
ただ、この時は嘔吐だったからすぐ気づけたのですが、嘔吐も下痢もなく発熱だけだった場合は気づきにくいかもしれません。
犬は健康な状態でも38℃くらい体温があるし、体温は肛門に体温計を入れて測るから、測る方法があったとしてもちょっと勇気が要りますよね。
そこで気にしたいのは、愛犬の様子です。
元気ないな、とか、ずっと寝ていて動くのがつらそうだな、とか、発熱した時に起こりやすい症状が出ないかを見てあげてください。
熱が高いと、耳の中の皮膚が赤くなったりもしますよ。
子犬の狂犬病ワクチン後の散歩はいつから?【まとめ】
・ただしトイレが外のみの場合は獣医さんに相談を
・狂犬病ワクチン接種後30分はアナフィラキシーショックに注意
・狂犬病ワクチン接種後数日間は副作用にも注意
・発熱の副作用はわかりにくい「元気ないな」が気づくポイント
子犬や高齢犬は、ワクチン接種後の反応が出やすいとも言われています。
また、前回は平気だったのに今回は副作用が出たということもあるので、ワクチンを接種するたびに注意する必要もあります。
少なくともワクチンを打った日はずっと子犬のそばにいてあげられるようにしてくださいね。