長毛種の子だと被毛も伸びてくるから「子犬っていつからトリミングに行かれるんだろう?」と気になりますよね。
子犬は3回目のワクチン接種が終わったらトリミングが可能になると言います。
月齢にすると3~4ヶ月以降になります。
でもトリミングサロンに行く前にちょっとだけこちらを読んでいってください。
スムーズにトリミングサロンを利用できる子にするにはどうしたら良いか、少し時期を空けた方が良いのはどんな子かなど、月齢以外でトリミングデビューに適した時期の見極め方を解説します。
子犬の様子を観察しながら、いつからトリミングができそうかを飼い主さんが決めてあげてくださいね。
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トリミングはいつから可能になるの?
一般的には
「月齢3~4ヶ月以降で、3回目のワクチンが終了してから2週間ほど経った頃」
が子犬のトリミングデビューの開始可能時期になります。
でも近所の飼い主さんがトリミングサロンにいつから可能かをたずねたら、5ヶ月齢を過ぎないと予約は取れないと言われたそうです。
また、その際に狂犬病ワクチンの済票や混合ワクチンの接種証明書も必要だということでした。
サロンによってはこうして独自の決まりがあることも多いので、いつからやってもらえるか事前に確認しておくと良さそうです。
月齢4ヶ月頃の子犬はけっこう大変
トリミングデビューが可能になる月齢の子犬は、同時に散歩デビューも可能になります。
実は月齢4ヶ月前後の子犬って、すごく世界が変わる大変な時期だったりもするんです。
飼い主さんも散歩が始まると生活も変わるし、子犬が外の世界に慣れるまで色々と気をつけて過ごしたりしなくちゃいけませんよね。
子犬も飼い主さんも、ちょっぴり忙しくて疲れてしまう時期なのです。
これは私の予想ですが、5ヶ月齢からじゃないとトリミングを受け付けられないというサロンは、こうした生活の変化が落ち着いた頃が適していると考えているのかもしれませんね。
トリミングが可能な月齢の見極め方
一般的には3~4ヶ月齢以降、サロンによっては5ヶ月齢以降と2つのトリミング可能な時期がわかりましたが、もうひとつ、確認しておきたいことがあります。
子犬の性格です。
散歩デビューをした子犬は、どんな様子でしょうか。
周りの環境を積極的に楽しむ子、怖がって全く動かなくなる子、犬は好きだけど人間は怖い、またはその逆、というように、反応はその子によって違います。
この時、何かに対して怖がる様子を見せた子は、もう少しトリミングを見合わせた方が良いかもしれません。
トリミングサロンには他の犬もいます。
そして2時間近くトリマーさん(人間)と至近距離で体中を触られて過ごさなくてはいけません。
慣れないことを慣れない環境の中で長時間耐えなくてはいけないというのは、子犬にとって苦痛になります。
もし初めてのトリミングでトラウマになってしまうと、その後サロンに行くたびに暴れるなどの問題行動を起こすことにもなりかねません。
月齢に関わらず、外の環境に慣れて怖がらずに歩けるようになってからトリミングに挑戦する方がスムーズですよ。
シャワーやシャンプーに慣れておく
トリミングがいつからできるようになるか見通しが立たない子犬の場合は、自宅でシャワーやシャンプーの練習をするのはいかがでしょうか。
シャワーの音に慣れたり、シャンプーで体を洗っている間ガマンすることを覚えたりできれば、実際のトリミングに行った時のストレスはずっと軽くなります。
うちのワンコも、半年くらいトリミングに行かれなかったのですが、その間は散歩の後にシャワーで足やお尻を洗ったり、自宅でシャンプーしたりして練習していました。
毎回トリミングサロンに行く時はブルブル震えていても、終わるまでがんばって我慢できるので、慣らせるというのは大切なんだなぁと実感しています。
おまけ~マルチーズの飼い主さんからの情報
これは、近所でよく会うマルチーズの飼い主さんから聞いた話です。
マルチーズの場合は、しなやかな長い毛質を維持するため、生まれて1年はカットしない方が良いと言われているそうです。
1年未満でカットすると、クルクルカールした毛質になりやすいようです。
たしかに、その飼い主さんのマルチーズは自然なウエーブのかかった真っ直ぐな毛で、強いクセのついた部分はありません。
毛並みが気になる方は、そうした確認もサロンの人としておくと良いかもしれません。
まとめ
・サロンによっては5ヶ月齢以降にならないと受付しないところもある
・散歩で怖がる様子を見せる子は落ち着くまでトリミングは延期を
・シャワーやシャンプーなどを自宅でして慣れさせるのは効果的
飼い主さんからすると、暑苦しいのがかわいそうだから綺麗にカットしてさっぱりさせてあげたいと考えてしまうと思いますが、子犬の性格を見ながらゆっくり考えてあげる方が良さそうです。
トリミングは犬にとって生涯必要になるものなので、最低限のストレスで受けられるように気をつけてあげたいですね。