よく見るとなんだかツヤツヤしているような感じもします。
これはフードにオイルコーティングをしているから。
こうすることで、犬が食べたくなるようになるんです。
でもカロリーや安全面から、油抜きをして与えることがあります。
油抜きをする方法、そして目的についてご紹介します。
Contents
ドッグフードを簡単に油抜きする方法
ドッグフードを与えるのは毎日のことだから、手軽に油抜きをしたいですよね。
油抜きの手順は、4ステップで完成です。
2.スプーンなどで軽く全体をかき混ぜる
3.30秒ほど経ったらザルにあげる
4.粗熱が取れたらボウルに入れて食べさせる
1回分ずつ短時間で行うこと
水分を含むと、ドッグフードは傷みやすくなります。
作り置きはせず、毎食ごとに油抜きをしましょう。
また、熱湯をかけるとドッグフードの栄養素が破壊されやすくなるので、長時間浸したままにするのも避けてくださいね。
ドッグフードの油抜きをする目的は健康のため
ドッグフードを油抜きする理由は2つあります。
・カロリーを下げるため
ドッグフードって値段の幅がとても広いですよね。
これは使われている食材や作り方などが、ブランドによって全然違うからなんです。
オイルコーティングもドッグフードの製法のひとつで、それ自体に問題があるわけではないのですが、安いドッグフードだと人間なら食用に使わない油を使っていたり、コストを下げるために本当なら肉から摂るべき脂質を、この質の悪い油で補うような作り方をしていたりします。
それを油抜きで除去するという目的があります。
また、オイルコーティングに使われている油が良質なドッグフードなら油抜きの必要ないのですが、肥満対策のために油抜きをするという目的の飼い主さんもいます。
脂質は一番カロリーが多いから、油分を取ることでカロリーを抑えることはもちろん可能です。
ただ、脂質も犬に必要な栄養素の1つなので、やり過ぎると栄養不足が心配になります。
良質ではないドッグフードの見分け方
愛犬にあげているドッグフードが良質なものかそうでないものかをどうやって見分けたら良いか迷う方も多いと思います。
同じドッグフードでもお店によって値段が違うことがあるから、値段による見分け方は難しいですよね。
そこで、簡単に見分ける方法をご紹介します。
ポイントは原材料です。
初めはネットで心配なものを検索しながらやってみるとわかるようになってきますよ。
【良質でないドッグフードの見分け方】
・豚肉、鶏肉など具体的な表記がなく「家禽ミール」「ミートミール」など、何の肉だかわからない表示が多い
・強い保存料を使っている
・自然由来ではない酸化防止剤を使っている
見た目で食べ物を判断しない犬の食べ物に、着色料は必要ありません。
飼い主さんの目を引くために着色料を使っているようなドッグフードは、犬に対しての健康への配慮が少し心配です。
何の肉だか判断できない原材料は、動物種の不安とともに、病気や死んだ動物の肉を使っている可能性もあるので、やはり気になる表記です。
不安がある食材を使用している場合、品質を上げるために強い保存料や酸化防止剤が使われていることが多く、こちらもフードを見分ける際のポイントになります。
ちなみに酸化防止剤で「ミックス(混合)トコフェロール」「ローズマリー抽出物」「ビタミンE」などは自然由来なので安心して良いものになります。
できれば油抜きせずにあげられるフード選びを
ドッグフードは、犬がそのドッグフードを必要量きちんと食べて栄養が摂れるように作られています。
たとえカロリーを抑えるためだけであっても、油抜きをすることで栄養が損なわれてしまう可能性があります。
できれば、油抜きをせずに与えることができる、高品質でカロリーを抑えたドッグフードを選ぶことが、犬にとって一番良いのではないかと思います。
保存料、着色料無添加で、酸化防止剤も自然由来のドッグフードなら、油抜きは不要です。
低品質のドッグフードを与えて体調を崩し病院代がかかることを考えると、高品質でコスパはかかっても健康で病院代がかからない方がお得なこともあります。
ぜひ検討してみてくださいね。
まとめ
・油抜きの目的はカロリーオフと低品質の油を取り除くこと
・低品質のドッグフードには着色料・保存料・強い酸化防止剤が使われていることが多い
・できれば油抜き不要の高品質なドッグフードをそのまま与えよう
油抜きは簡単にできますが、ドッグフードは毎日与えるものです。
できれば手間をかけずに袋から出してそのまま与えられるドッグフードの方が楽ではないでしょうか。
油抜きをせずに与えられるドッグフードはたくさん販売されています。
機会があったら探してみてくださいね。