ミドリガメの多頭飼いは個体によっては可能ではありますが、基本的には単独飼育が推奨されており、注意が必要です。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
ミドリガメは大人になるにつれて気性が荒くなりますし、本来群れなどを作って生活する生き物ではありません。
そのため、近くに他の個体がいるとストレスを感じ、攻撃対象になってしまいます。
どうしても多頭飼いをしたい場合は、個体の大きさを同じくらいの個体にして、大きい飼育スペースを用意してあげてください。
この記事ではミドリガメの多頭飼いの注意点などについてご説明していきます。
Contents
ミドリガメの多頭飼いの注意点は?喧嘩に要注意!
ミドリガメが売れているところを見ると、幼体がケージ内に何匹か入っているところをよく見かけますよね。
「自宅でも多頭飼いが出来たらいいなぁ」そう思っている方もおられると思います。
ミドリガメの多頭飼いは可能ではありますが、単独飼育が推奨されており、多頭飼いは注意が必要です。
幼体のころは性格も温和で体も小さいため、ペットショップなどに売れているミドリガメの幼体のように多頭飼いも可能です。
しかし、ミドリガメは本来群れなどを作って社会生活をする生き物ではありません。
そのため他の個体が近くにいるとストレスにもなりますし、ミドリガメは大人になるにつれて気性が荒くなると言われており、喧嘩になった結果、お互いがケガをしてしまったり最悪死んでしまうことがあります。
そのため、成体になる前にはなるべく単独飼育に切り替える必要があります。
ミドリガメの多頭飼いする場合の方法は?
単独飼育が推奨されているミドリガメですが「中庭の池で飼いたい」などの希望もあると思います。
もし、どうしても多頭飼いをしたい場合には次の2点に注意してください。
・個体同士の大きさが同じであること
飼育スペースが狭いと喧嘩の際に逃げ場がなく、死ぬまで喧嘩をしてしまうことがあるので、広いスペースを準備してあげる必要があります。
また、個体の大きさがどちらが小さかったりすると一方的にいじめられたりすることがあるため、同じくらいの大きさの個体で多頭飼いをするようにしてください。
ただ、この方法でも安全に多頭飼いが出来るとは言えませんので、やはりミドリガメは単独飼育で飼育した方が良さそうです。
ミドリガメとニホンイシガメやクサガメは多頭飼いできる?
ブログなどでよくミドリガメとニホニシガメやクサガメなど多種の水棲カメの多頭飼いをみかけますよね。
「あの飼い方がしたい!」と憧れている方も多いと思います。
多種と多頭飼いをするためには、まずは個体の性格をしっかりと見定めるようにしましょう。
例えば、ニホンイシガメは臆病な性格と言われていますが、個体によってはマイペースな個体もおり、そこまで神経質ではない子もいます。
そういった個体の性格を見定めて、もし問題があるようであればすぐに単独飼育に切り替えるようにしましょう。
また、多種の場合でも個体の大きさは同じような大きさの個体を集めるようにしましょう。
ミドリガメは多頭飼い出来る?【まとめ】
今回はミドリガメの多頭飼いについてご説明しました。
ブログやSNSをみて、多頭飼いに憧れる方もおられると思いますが上述したように個体の性格にもよるので、チャレンジしてみて、問題がありそうならすぐ単独飼育に切り替えるようにしてください。
「群れを作らない」「大人になると気性が荒くなる」というミドリガメそのものの本能的な部分を変えることは出来ないので喧嘩が続いても様子を見ることはやめましょう。
飼い主の憧れがあるのも理解は出来ますが、ミドリガメやその他の個体がストレスなく過ごせるようにしてあげましょう。