熱帯魚と聞くと、グッピーやネオンテトラなど小型の美しい種を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
もちろん、小型種には有り余るほどの魅力があるのですが、小型で美しい種だけが熱帯魚ではありません。
小型魚の飼育に慣れてきて新しい刺激が欲しくなった方にこそ、おススメしたいのが肉食の中型種です。
今回は、肉食の中型熱帯魚の魅力と、私が飼ったおススメの3種をご紹介します。
Contents
熱帯魚の中型肉食魚のポイントとは?
中型魚といっても明確な定義があるわけではないので、ここでは20~40センチ程度の肉食魚を想定して話を進めます。
私が中型の肉食魚をおススメする理由は
1、丈夫で飼いやすい
2、持て余さない適度なサイズ
3、小型魚の美しさと大型魚の迫力を兼ね備えている
まずは1点目のポイント「丈夫で飼いやすい」です。
体が大きいだけで、小型魚よりも体力があり、基本的に丈夫です。
中には繊細な種もいますが、よほどマニアックな種を選ばなければ、特別難しいということはありません。
続いて2点目のポイント「持て余さない適度なサイズ」です。
20~40センチの種であれば、その種にもよりますが、60×45×45センチ水槽や、90センチ水槽で飼えます。
これがアロワナなどの大型種なら120センチ水槽を用意しなければならないので、この差は大きいと言えます。
不活発な種なら一般的な60センチ水槽でも飼育できます。
最後に3点目のポイント「小型魚の美しさと大型魚の迫力を兼ね備えている」です。
中型肉食魚の多くは、小型カラシンにも引けを取らないくらい美しい体色をしています。
一方で、サイズ感や餌を捕食する瞬間などの迫力は大型魚そのものです。
美しさと迫力を同時に楽しめる、とてもお得なグループといえるでしょう。
中型肉食魚の魅力が伝わったところで、私が自分で飼っておススメする中型肉食魚をご紹介します。
おすすめ熱帯魚中型肉食魚
ピラニア・ナッテリー
数々のパニック映画に出演してきた超有名種ですが、実は熱帯魚ショップで購入し飼うことができます。
ピラニアには何種類もいるのですが、初めて飼うのなら、もっとも安価で丈夫なナッテリーがおススメです。
成長するにつれて腹部が赤く染まり、より迫力ある外見になります。
見た目に反して臆病なので、水槽の水替えをしていて噛まれる、ということはありません。
群れを作る魚なので、できれば4~5匹ほどで飼育しましょう。
ポリプテルス・デルヘッジ
古代魚として有名なのはハイギョですが、そのハイギョよりもルーツが古いのがポリプテルスの仲間です。
アフリカ原産の古代魚で、細長い体に荒い鱗、ギザギザの背びれと、いかにも古代魚らしい古代魚です。
こちらも小型種から大型種まで何種類もいますが、個人的におススメしたいのはデルヘッジです。
全長は40センチほどと扱いやすく、太いバンド模様が美しい種です。
バンドには個性があるので、好みの個体を探すといいでしょう。
ドワーフスネークヘッド
ライギョ、という魚を聞いたことはあるでしょうか?
釣りをする人なら、ゲームフィッシュとして聞いたことのある種だと思います。
このライギョの仲間も、スネークヘッドという名前で熱帯魚として流通しています。
特にドワーフやレインボーといった種は小型で扱いやすく、とても美しいためおススメです。
よく人に慣れるので、手を見て寄ってくるくらいにはなりますよ。
熱帯魚をもっと楽しむ!中型肉食魚のおすすめの種類は?【まとめ】
本当はアロワナが飼いたい、オスカーが飼いたいなど、大型魚にあこがれている方も少なくないと思います。
大型魚には大型魚にしかない魅力があるので、中型肉食魚で代わりになるわけではないのですが、彼らには彼らにしかない魅力がたくさんあります。
ぜひ、ショップで実物を見てみてくださいね。