①尾の長さの比較
②総排泄孔の位置の比較
③腹甲の形状の比較
④大きさの比較
⑤爪の長さの比較
で見分けることが出来ます。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
また、ミドリガメの雌雄は卵から孵化するまでの温度でオスメスが決まるという珍しい特徴を持っています。
オスメスを把握することで、繁殖をさせるにも、させないにも役に立つと思いますので、ミドリガメを現在飼育されている方はぜひとも参考にされてみてください。
Contents
ミドリガメのオスメスの見分け方は?大きさや比較できる5点!
それでは、ミドリガメのオスメスの見分け方を説明していきます。
オスメスが見分けることが出来る点は、以下の5つになります。
*大きさ
ミドリガメのオスメスはベビー期にはあまり大きさの違いはありませんが、アダルトになると一回りくらいの大きさの差がでます。
・オスの甲長:12~20㎝
このように、オスとメスではメスの方が一回り大きくなります。
*尾の長さ
メスに比べて、オスのほうが尾が太くて長いと言われています。
一回りくらい太いため、こちらは初心者の方でもオスとメスを比べれば、一目瞭然になります。
*総排泄孔の位置
ミドリガメを裏返してみると、メスの総排泄孔は甲羅より内側にあり、オスの肛門は甲羅より外にあります。
こちらは、オスとメスを比較しなくても見るだけで分かりますね。
*腹甲の形状
ミドリガメのお腹側を見ると硬い部分がありますよね。この部分を腹甲と呼びます。
オスのミドリガメはこの腹甲が少しくぼんでおり、メスのミドリガメは平らになっています。
*爪の長さ
メスに比べ、オスのほうが爪が長くなります。
ミドリガメのオスメスの判断は以上の5点で行います。
ミドリガメは孵化する温度によってオスメスが決まる!
皆さん、ミドリガメは卵として生まれて孵化するまでの温度によってオスメスが決まるというのはご存知ですか?
この孵化時の環境の温度によって子の性別が決定する現象を、TSDと呼びます。
TSDはワニやカメ、トカゲなどの爬虫類では一般的な現象のようです。
ミドリガメなどの亀全般では、
・28~29℃以下:オスメス半々
・30℃以上:メス
という風に分けられるようです。
ミドリガメの産卵場所と産卵数は?
ミドリガメは野生環境下では水辺の岸近くの土部分に、外敵に見つからないように土を掘って産卵します。
1回の産卵数は4~24個です。
飼育環境下でもし産卵をさせる場合は、次の手順で行ってください。
②小さな水槽に湿らせて硬く絞った水苔などを10㎝程度敷き、卵の半分が埋まるようにする。
③水槽の上にラッピングフィルムを張り、小さな空気穴を数個空ける。
④暗い場所に置き、希望の温度に保つ。
もし産卵した卵が有精卵なら50~65日程度で孵化します。
ミドリガメのオスメスの見分け方!【まとめ】
いかがでしたか?
今回はミドリガメのオスメスの見分け方や、大きさの比較についてご説明しました。
尾の長さなどはオスメスで比較しないと分かりにくいですが、大きさや総排泄孔の位置などは、見てみると一目瞭然かと思います。
オスメスを把握しておくことで、メスの個体がエサを食べない時に抱卵しているのではないか等、疑問を持つことが出来ますので、今家でミドリガメを飼育されていて、性別が分かっていない方は今一度確認をしてみてください。
また、必ずではありませんがオスとメスを一緒にすると繁殖をしてしまう可能性があります。
繁殖を望まない場合には、必ずオスとメスは違うケースで飼育するようにしましょう。