甲斐犬は外飼いできる?外飼いの注意点を知って安全な生活を送ろう

スポンサーリンク
今はほとんどの犬が室内で飼育されています。

特に小型犬は、私の知る限りでは外飼いの家はありません。


では、甲斐犬の場合はどうなのでしょうか。

外飼いはできる?できない?
もしできるなら、注意点はあるでしょうか。

甲斐犬の外飼いを考えている方は、ぜひご覧ください。

スポンサーリンク


目次

甲斐犬は外飼いできる?できない?

結論から言うと、甲斐犬の外飼きは可能です。


実際に近所で外飼いしている家もあります。

でも4匹知っているうち、外飼いの甲斐犬は1匹だけで、あとの3匹は室内飼いです。

甲斐犬は山梨県発祥の犬種であること、また、ダブルコートを持つため、寒さには強い犬です。

ダブルコートとは、刺激から皮膚を守るしっかりとした毛質のオーバーコートと、保温性の高い柔らかなアンダーコートの2層の被毛を持つことを言います。

夏場はアンダーコートが抜けて通気性が良くなり、暑さにも耐えられるようになります。

加えて、甲斐犬は体も大きめで体力があるため、気候の変化にも強いとされています。


甲斐犬を外飼いする時の注意点とは

外飼いは、飼い主さんの地域の住宅環境などにより、様々な注意点があります。

どんなことが考えられるかを見てみましょう。

*来訪者に吠えるなど音に対すること

警戒心が強く番犬気質の甲斐犬は、家に来た人や通りかかった犬などに吠えてしまうことがあります。

これは甲斐犬に限らず犬にはよくあることですが、体が大きく黒い甲斐犬に吠えられると少し恐怖感を与えてしまうかもしれません。

また、頻繁に吠えるようであれば、近所迷惑になることもあります。

玄関や通り沿いに甲斐犬の犬小屋を置かないような、設置場所の工夫が必要でしょう。

*ノミ・マダニ・蚊などに注意

トリマーさんから聞いた話なのですが、毎年飲ませるノミ、マダニ、蚊の予防薬は、「卵を産んで増やすことを阻止する」という機能しかないそうです。


つまり予防薬に「虫除け」の効果はなく、害虫に喰われてしまうことに変わりはないのです。

特にノミに噛まれるとかなり痒みが出るらしく、掻きむしることにと皮膚が荒れてしまうこともあります。

夏場は虫が増えます。

アリに噛まれると痛みもありますので、予防薬のほかに虫除け対策も必要でしょう。

*犬小屋の設置場所にも配慮を

夏場は直射日光の当たらない涼しい場所を、そして冬場は日当たりが良く、暴風雨が直撃しない場所に犬小屋を設置することも大切です。

冬場に雨などでずぶ濡れになれば、丈夫な甲斐犬も低体温の危険性があります。

鎖でつながれていれば逃げ場もありませんので、とても危険です。

天候が悪い時は猛暑の昼間には室内に避難させてやるなど、甲斐犬の体調管理はしつかりしてあげてくださいね。

*放ったらかしにしない

「うちの犬は外が好きだから」という理由で外飼いを考えている飼い主さんもいるかもしれませんが、目に付かないところにいても、ブラッシングやスキンシップは欠かさずにしてあげてほしいと思います。

外が好きな甲斐犬でも、それ以上に犬は飼い主さんが大好きです。

体調に変わりはないか、虫に刺されて皮膚に炎症が起きていないか、暑すぎないか、寒すぎないか、飼い主さん自身が小まめに観察してあげましょう。

こうして書いてみると、外飼いはデメリットばかりに思えますが、もしも不安があるなら、昼間や朝晩など、決まった時間だけ外に出してやるのも良いかもしれません。


近所の柴犬も、昼間だけガレージでのんびり過ごしたりしています。

無理のない外飼いができると良いですね。

こんな外飼いのやり方もある

もしも飼い主さんのお宅の庭に余裕があるなら、室内と庭を自由に行き来できる空間を作ってあげるのも良いかもしれません。

家を訪ねた人には近づけないように柵を作り、十分な高さの塀があれば、甲斐犬はその庭の中で鎖につながなくても好きに動き回ることができます。

これは私の理想でもあります。

我が家はマンションの2階なので不可能ですが、もしも庭付きの1階に部屋があったら、誰かが在宅の時には庭と家を自由に出入りできるようにして、留守番の時だけ室内に入れておくような環境にしてみたかったです。

犬って、ただ公園でボーッとすることがありませんか?
外気に触れているのが好きなのではないかと思います。

そんな時間を自宅で過ごさせてやれるのは、とても贅沢なことかもしれませんね。

甲斐犬は外飼いできる?【まとめ】

・甲斐犬は外飼いできる?→できます!
【外飼いの注意点】
・虫除け、予防策を忘れずに
・猛暑、酷寒に配慮を
・小まめなスキンシップで体調管理を
・庭と家を自由に行き来できる環境も素敵!

外飼いは、個人的に「かわいそう」と思ってしまっている部分がありましたが、色々な家の犬の様子や、私自身が犬と過ごしていて感じるのは、「犬は外が好きな子が多い」ということです。

もしかしたら外飼いされている犬は、その環境が気に入っているのかもしれません。

犬に聞いてみたいですね。

「外と家の中、どちらで過ごしたい?」と……

スポンサーリンク

スポンサーリンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次