ハムスターに人間用の牛乳を与えても大丈夫?

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皆さんは牛乳を飲みますか?筆者はあまり好きではないので日常的には飲みません。

しかし中には毎日習慣で飲んでいるという人もいると思います。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

そんな人で生き物を飼っていると、ふと与えてみようかな…と思う事もあると思います。

ではもしハムスターを飼っていて人間が飲む牛乳を与えてもいいのか悩んでいる場合、結論からいうと「与えてはいけません」。

しかし同じ乳製品のヨーグルトは与えても大丈夫です。


そこで今回はなぜハムスターにヨーグルトを与えてもいいのに牛乳を与えてはいけないのか、解説していきたいと思います。

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目次

なんでハムスターに牛乳を与えてはダメなの?

まず最初になぜハムスターに牛乳を与えてはいけないのか、解説していきましょう。

牛乳の中に「ラクターゼ」という乳糖(ラクトース)を分解するための独特な酵素が入っています。

しかしこのラクターゼはハムスターにとって消化しずらい成分のなので、消化不良を起こして下痢になってしまうことがあります。

人間でも飲んだら下痢をしやすくなる体質の人がいますよねそれと同じだと思って下さい。

またハムスターにとって下痢というのは急激に体温を下げ、最悪死んでしまうことがある危険な状態です。


なので赤ちゃんハムスターがお母さんから授乳であげるミルク以外は与えてはいけないのです。

なんでハムスターにヨーグルトはオッケーなの?

では次になぜ牛乳はダメなのに同じ乳製品であるヨーグルトは与えても大丈夫なのか、解説していきましょう。

しかし与えてもいいとは言いましたが注意点がいくつかあります。

それは与える量です。


ヨーグルトも元は牛乳ですのであまり与えすぎると下痢になってしまいます、なので与える場合は3~5日に1回1g程度がいいでしょう。

またヨーグルトにも様々な種類がありますが必ず無糖で水切りのものを選びましょう。

こうしてみると今のところデメリットしかないように思えますがヨーグルトを与えることで得られるメリットももちろん存在します。

それはビフィズス菌を摂取できるということです。

ビフィズス菌は知ってのとおり、腸内環境を整えてくれます。

しかし微生物なので下痢や水っぽい便を繰り返すと体の外に流れ出ていってしまいます。

またヨーグルトは基本冷蔵庫に入っているため冷たいです。

体を冷やすと下痢をしやすくなるのはハムスターも同じなので食べても大丈夫なのは比較的寒い地域に住んでいるハムスターのみです。

なので中東などに住んでいるゴールデンハムスターは下痢になりやすいため与えることが出来ず、シベリアに住んでいるジャンガリアンハムスターは冷たさに比較的強いため与えることが出来ます。

実際にヨーグルトを与えている人を見ているとジャンガリアンハムスターを飼っている人が多いようです。

じゃあもし牛乳を与える場面があったら?

最後にペット用に作られたミルクがあるということをご紹介して終わろうと思います。

ハムスターに牛乳はダメなのになぜ専用のミルクがあるのか、それは赤ちゃんハムスターか高齢のおばあちゃんおじいちゃんハムスターに与えるためです。


赤ちゃんハムスターにミルクを与える理由は主に育児放棄された子を親の代わりに育てるためでしょうか。

その場合気をつけなければいけないことが沢山あります、しっかりと調べて適切な量を与えましょう。

高齢のハムスターにミルクを与える理由は主に栄養を取るためでしょう。

お年寄りになってくると人間と同じで食欲が減り、あまり食べなくなってきます。

そんなときに低血糖を防ぎ、体力を維持させるためミルクを少しでもあげるといいでしょう。

与え方はミルクをシリンジで吸い上げてあげましょう。

ハムスターに人間用の牛乳を与えても大丈夫?【まとめ】

ハムスターに牛乳を与えてはいけない理由は下痢をしやすいためでメリットがなくデメリットの方が大きいから、ではなぜ同じ乳製品であるヨーグルトは与えてもいいのか。

それは腸内環境を整えるビフィズス菌を摂取できるから、だけど与えても大丈夫な種類とダメな種類がいる。

そして赤ちゃんハムスターや高齢のハムスターなどに牛乳をあげなきゃいけないときはペット用に調節された牛乳を飲ませるということがわかりました。

しかしヨーグルトを与える場合、手間が多すぎる上に栄養が沢山あるというわけでもないし、ハムスターが下痢をする可能性もあるので私はあまりオススメできないなと思いました。

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