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犬は体が小さいほど長生きで、大きくなるにつれて平均寿命が短くなると言われていますが、甲斐犬の場合はどうなのでしょうか。
甲斐犬の平均寿命と長寿の秘訣について見ていきましょう。
甲斐犬の平均寿命について
甲斐犬の平均寿命は、一般的な中型犬と同様、12〜16歳となっていますが、最近では14〜16歳ほどと、少しずつ伸びてきている印象があります。
体重20kgを超える甲斐犬も多いことを考えると、中型犬の中でも長生きしてくれる犬種かもしれませんね。
甲斐犬はどんな体質なの?
甲斐犬は丈夫な犬種で、10歳くらいまでは健康体でいることが多いと聞きます。
しかし私がよく会う甲斐犬2匹には持病があるようです。
オスの7歳の甲斐犬は、慢性大腸炎と鶏肉、豚肉のアレルギーがあり、常に薬を飲んでいます。
時々下痢が続くらしく、抗生剤などを服用していると話していました。
現在、フードは療法食です。
でも食欲がなくなるとか、元気がなくなるということはないようです。
いつも元気に公園を散歩しています。
一方、メスの3歳の甲斐犬は、先天性の白内障で、1歳になる前から動物眼科専門の病院に通っています。
ただし症状はほんのわずかです。
白内障が進むと、少し離れたところから見てもわかるほど目が白くなりますが、この甲斐犬はかなり近くで見てもわからないほどの白内障です。
狂犬病のワクチンで健診を受けた時に、たまたま獣医さんが見つけてくれたということなので、超早期発見、超早期治療で、生活には全く問題無さそうです。
私が知っている甲斐犬は4匹しかいないので、この2匹だけを見て「甲斐犬は病気が多い」とは断言できませんが、他の犬種同様に、多少のトラブルはあるのかもしれませんね。
甲斐犬の長寿の秘訣を探ってみよう
甲斐犬の長寿の秘訣に、何か特別な策はあるのでしょうか。
私が見ている様子だと、甲斐犬はご飯もきちんと食べるし、おやつも大好き。
でも太りにくいという、お得な体質のように見えます。
実際にメスの甲斐犬の飼い主さんは、獣医さんに注意されたことはないそうです。
その代わり、散歩は1日2回、雨の日も風の日も、必ず出ます。
甲斐犬は走るのが好きで、柴犬よりも速く走ります。
思いきり運動ができるドッグランなどを利用すると、ストレス解消ができそうですね。
また、犬同士で遊ぶのが好きな甲斐犬も多いです。
うちの犬はメスの甲斐犬の1/3ほどしかないチビ犬ですが、なぜかトラブルもなく取っ組み合って遊べます。
こうした犬友達がいれば、何時間も歩き回ることなく運動ができるし、犬社会の勉強もできます。
飼い主さんからしたら一石二鳥かもしれませんね。
このように、毎日朝晩しっかり散歩をして、時にはドッグランなどで思いきり走り回れるような生活は、甲斐犬の心と体を鍛え、健やかに過ごす秘訣になりそうです。
ただし、10歳を過ぎたら、年に2回の血液検査を行い、体のメンテナンスを小まめにしてあげることをおすすめします。
どの犬種の飼い主さんに聞いても、10歳を超えると突然体調が変わると話しています。
犬には10歳の壁と、13歳の壁があるようです。
甲斐犬もこの辺りの年齢を意識した方が良さそうです。
長寿の秘訣と言って良いのかは少し疑問ですが、甲斐犬は一代一主、つまり生涯1人の主人に忠誠を尽くす犬だと言われています。
信頼できるボス(飼い主)と生涯ずっと一緒に暮らすことが、甲斐犬の幸せなのでしょう。
何でもわがままが通ると、犬は飼い主がいても「主(あるじ=ボス)」不在の犬になってしまいます。
ダメなことはダメと譲らない、でも良いことをしたら目一杯褒めてあげる、そんな一貫性のある強いボスになってあげられると、甲斐犬は主人の元で幸せに生きられるのではないかと思います。
甲斐犬の平均寿命は意外に長い?!【まとめ】
・多少の体のトラブルがあっても上手に付き合っていこう
・長寿の秘訣は1日2回の散歩
・たまにはドッグランで思いきり楽しんで
・10歳を過ぎたら年2回の血液検査も忘れずに
・飼い主さんは甲斐犬の信頼できるボスになろう
甲斐犬は比較的大きな体をしているため、体力もあり、特に若いうちはたくさんの運動量を必要とします。
犬友達とも上手に遊べる子が多いので、十分に体を動かせる環境作りができると良いですね。
そして、飼い主さんが少しでも長く生きてほしいと願う気持ちは、きっと頭の良い甲斐犬には伝わります。
是非、心から一緒に楽しんで、甲斐犬と末長く幸せに暮らしてくださいね。