クレステッドゲッコーの【床材】のおすすめは?水苔やソイルは適している?

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クレステッドゲッコーを飼育するときに、床材に悩みますよね。

筆者のおすすめはバークチップまたはヤシガラをケージ内に敷き、シェルター内に水苔を入れる方法です。

また、ソイルなどの土系の床材はクレステッドゲッコーの足裏にある趾下薄板の間に詰まってしまい、クレステッドゲッコーが壁に張り付くことが出来なくなってしまうため、おすすめはできません。

今回はそのクレステッドゲッコーの飼育におすすめの床材と、筆者のSNSのフォロワーさんの中でクレスを飼っている方にはどんな飼い方をしておられるかをまとめてみました。

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目次

クレステッドゲッコーなどの爬虫類の床材は?その種類とメリットデメリット!

クレステッドゲッコーなどの爬虫類を飼育するときに、床材をどれにしようか悩みますよね。
見栄えも大切だけど、役割も大切…。

そこでまず、床材としてポピュラーなもののメリットとデメリットをご紹介していきます。

*新聞紙・ペットシーツなどペーパー系

<メリット>
・安価orタダで手に入る
・メンテナンスが楽
・そこそこの保湿力がある
<デメリット>
・とにかく見栄えは劣る
・餌をとるのが下手な個体は、誤って床材を噛んでしまう可能性あり
・床材の下に生体、活餌が潜り込んでしまうことがある

*砂・土系

<メリット>
・とにかく見栄えが良い
・排泄物の処理は基本的にはその部分だけ取ればよいので楽
・ソイルなどは水分を含むので多湿系の個体の飼育に向いている
<デメリット>
・細かい砂は粉じんが舞うので煙たい
・誤飲した場合、クルミチップ等でなければ腸閉塞の可能性がある
・ソイル系は掃除が大変
・数か月に1回は全体を掃除しないといけないので、大変

*植物系

<メリット>
・レイアウトした時の見栄えが良い
・種類によっては誤飲しても腸閉塞までは起こさない
・ヤシガラやバークチップなどの大き目のものは水分を多く含むので多湿を好む個体に向いている
・粒が小さめなものは掃除がしやすい
<デメリット>
・ヒーターも使うのでカビが起こりやすい
・ダニなどの害虫が発生しやすい
・定期的に交換が必要なので大変

いかがでしょうか?それぞれにメリットとデメリットがあることが分かりましたよね。
では、クレステッドゲッコーにおすすめの床材はどれなのでしょうか?

クレステッドゲッコーの床材におすすめなのはどれ?水苔?ソイル

それでは、クレステッドゲッコーの床材におすすめなのはどの床材なのでしょうか?
まず、クレステッドゲッコーの飼育環境についてまとめます。

・温度:28℃前後
・湿度:理想は60%前後
・最低でも1日1回の霧吹きが必要
・ケージ内に多湿部分とそうでない部分を作ることが理想

これを見ても分かる通り、クレステッドゲッコーは多湿環境で飼育する必要があります。

そのため、砂系の床材よりも湿度を保持することが出来る床材にしたほうが良いと考えます。

ここで発生するのが「水苔かソイルか」という問題になると思います。
ソイルは通常、蛙やヤモリなど水場に近い住環境の個体に向いており、湿度が90%近くまで上がってしまうこともあります。

そのため、クレステッドゲッコーを飼育する際の床材にはヤシガラやバークチップを使用すると良いかと思います。

シェルターの中に最多湿状態を作るとベスト。どれを使う?

ケージ内に60%より多湿部分を作っておくと、クレス自身が自分で好みの場所を選んで移動することができます。
そのため、シェルターの中には水を含ませた水苔を入れておくと良いかと思います。

同じ多湿であればソイルでいいのでは?と思うこともあるかもしれませんが、クレステッドゲッコーの飼育には、ソイルは避けたほうが良いと言われています。

ソイルは土系の床材になり、水を含ませると潰れたり崩れやすくなります。
クレステッドゲッコーはいわゆる「壁チョロ系ヤモリ」なので、足の裏には趾下薄板という微細な毛の集まりがあり、これを使って壁に引っ付いています。

ソイルなどの小さい砂や泥が崩れ、この趾下薄板の間に入り込むと、うまく壁に引っ付いて移動することが出来なくなってしまいます。

そのため、同じ多湿系の床材でもソイルより水苔を使用することを推奨しています。

実際どうやって飼育している人が多いの?注意点もご紹介!

筆者も爬虫類飼育者の1人なのでSNSに爬虫類アカウントを持っています。
筆者はクレステッドゲッコーを飼育していないので、フォロワーさんの中でクレスを飼育している方のPOSTを確認してみました。

多くみられたのは以下の2通り。

・ケージ内床材はヤシガラまたはバークチップ+シェルター内に水苔
・ケージ内床材はペットシーツ+シェルター内に水苔

ヤシガラやバークチップを使用されている方は数か月に1回総メンテナンスとして床材を全て変えていらっしゃるようですが、霧吹きは朝夕2回されている方が多く、ペットシーツにされている方はそれよりもこまめに霧吹きをされているようでした。

中には動画を見たところ、電動の霧吹きでしっかりとチップを濡らしている方や、壁に水が流れるくらい濡らしている方がいらっしゃいました。

それほど、クレステッドゲッコーの飼育と湿度の関係は切っても切り離せないのでしょうね。

クレステッドゲッコーの床材のおすすめは?【まとめ】

いかがでしたか?
今回はクレステッドゲッコーの床材についてご紹介いたしました。

クレステッドゲッコーは多湿を好む個体で、湿度が足らなくなると体調を崩しやすくなってしまいます。
そのため、クレステッドゲッコーを飼育する際には温度と湿度に十分に気を付けてあげましょう。

また、砂系の床材は見栄えはいいものの、クレス特有の壁チョロが出来なくなってしまいますので、絶対に使用しないようにしてください。

見栄えを大切にしながら、その生体に合ったものを選ぶようにすると、飼い主も生体もストレスなく過ごすことが出来そうですね。

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