犬種別の頭の良さを表したIQランキングでは全犬種の中では60位と、高めの順位です。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
しかし、いろいろと調べていると「イタリアングレーハウンドのしつけが大変…」という声がちらほら聞かれます。
頭が良いはずのイタリアングレーハウンドのしつけに困ってしまうのはなぜなのでしょうか?
この記事では、イタリアングレーハウンドの賢さについてと、なぜしつけに困ってしまう事態になるのか、イタリアングレーハウンドの正しいしつけの方法について、ご紹介していきます。
Contents
イタリアングレーハウンドの賢さ、頭の良さは?
カナダの心理学教授によると、イタリアングレーハウンドはIQの高い犬種別ランキングで60位になると言われています。
ちなみに1位~10位の犬種はこちらです。
②プードル
③ジャーマン・シェパード
④ゴールデン・レトリーバー
⑤ドーベルマン
⑥シェットランド・シープドッグ
⑦ラブラドール・レトリーバー
⑧パピヨン
⑨ロットワイラー
⑩オーストラリアン・キャトル・ドッグ
1~10位までにあがっている小型犬は、ショーなどで良くみられる犬種ですね。
中型~大型犬でも盲導犬や介助犬、警察犬として必要な人を助けてくれる犬種があがっています。
全犬種を並べたこのランキングで60位に名前があがるイタリアングレーハウンドは、他の犬種と比べても賢さ、頭の良さがある犬種であると言えると思います。
実際に口コミで「どの犬種が頭の良い犬種であると思いますか?」というアンケートの結果では、イタリアングレーハウンドはレトリーバー系を抑えて3位に挙げられているサイトもありました。
イタリアングレーハウンドは賢いのにしつけが大変?
イタリアングレーハウンドは賢くて頭の良い犬種だと聞くと、しつけが簡単である印象を受けますよね。
しかし、いろいろ調べていくと「イタグレのしつけが大変」という書き込みを良く見つけます。
それは、なぜなのでしょうか?
イタリアングレーハウンドは頭が良く、順応性の高い犬種であることは確かです。
「待て」「お手」「お座り」などの簡単な支持はすぐに覚えやすいことから「しつけがしやすい」として紹介されていることもあります。
しかし、あまりにも賢い犬種では「自分が飼い主よりも上」と判断するのも早く、しつけの難しさに繋がるようです。
また、これはどの犬種でも言えることではありますが、しつけの基本は「しっかり、毅然とした態度で」ということが大切です。
一緒に生活していく中で良い行動をすれば褒め、粗相や無駄吠え、破壊行為などの問題があった場合は、毅然とした態度で叱ることで、主従関係をしっかりと覚えてもらうことが大切です。
イタリアングレーハウンドのしつけのポイントは?
イタリアングレーハウンドのしつけのポイントは、まずイタリアングレーハウンドの性格を知ることです。
イタリアングレーハウンドはやや内気で神経質、とても繊細な犬種です。
そのため、しつけの際には大きな声で怒るのはやめましょう。
神経質なイタリアングレーハウンドには大きなストレスになってしまい、飼い主との信頼関係を築くことが難しくなります。
もし良くない行動をした時には大きな声は出さずに言い聞かせるように叱るようにしましょう。
もちろん暴力は絶対NGです。
我が家の場合も、何かした時には目を合わせて言い聞かせるように叱るようにしています。
イタリアングレーハウンドはとても頭が良いので、静かに言い聞かせても飼い主の目を見たり、声色で「叱られているんだ」と把握することが出来ます。
そうすることで、我が家のイタグレたちもスムーズにしつけが出来ています。
ワンちゃんにとって「褒める」というのはご褒美のおやつだけではありません。
人懐こい性格のイタグレにとって、飼い主との時間は何よりも幸せです。
そのため、イタグレが好きなおもちゃで遊んだり、飼い主とのスキンシップを多めにとってあげることで、イタグレにとってはご褒美になるのです。
また、賢さがあるイタリアングレーハウンドは飼い主のことを自分より下と判断するのが早いです。
そのため、毅然とした態度をとって、しっかりと主従関係と信頼関係を築くようにしましょう。
イタリアングレーハウンドの賢さ、頭の良さは?【まとめ】
筆者の個人的な考えとしては「頭の良さ=しつけのしやすさ」ではないと思っています。
頭が良くても、そうでなくても、飼い主の関わり方やしつけの方法によって、しつけの結果は変わると思います。
また、あまりの可愛さに甘やかして育ててしまうと、「飼い主は自分より順位が下だな」と判断してしまい、なかなかしつけがスムーズにいかなくなってしまいます。
愛犬が可愛いのはわかりますが、愛犬をしつけることは、今後長い間一緒に暮らす飼い主と愛犬にとっては大切なことです。
毅然とした態度でしっかりとしつけることで、愛犬にとっても飼い主にとってもストレスなく楽しく過ごせると思います。