リクガメは穏やかな性格で癒しを与えてくれるペットですが、飼育する上で「匂い」が気になってしまうことがあります。
特に、排泄物の臭いは飼い主にとって大きな悩みですが、適切な対策を行うことで、リクガメ飼育の臭い問題は解決できます。
この記事では、リクガメ飼育で発生する臭いの原因と、その対策方法について詳しく解説していきます。
リクガメの飼育で「匂い」が発生する原因とは?
リクガメ自体は無臭に近いため、飼育環境で発生する「匂い」の原因は主に飼育環境にあります。
リクガメの尿
リクガメは水分を多く含む尿を大量に排泄します。
リクガメの尿は、特に臭いが強いわけではありませんが、排泄物が飼育環境内に長時間放置されると、この尿に含まれるアンモニアが、強い臭いを発生させる原因となります。
参考になるyoutuberさんの動画があったので共有します。
リクガメの糞
糞にもアンモニアが含まれており、臭いの原因となります。
糞はコロコロとした形状なので比較的処理しやすいですが、尿は床材に広範囲に染み込んでしまうため、より臭い対策が重要になります。
エサの食べ残し
リクガメのエサである野菜や野草は、食べ残されると腐敗し、悪臭を放つようになります。
特に夏場は温度と湿度が高いため、腐敗スピードが速まり、より臭いが強くなる傾向があります。
床材
糞尿が床材に染み込むと、細菌が繁殖し、悪臭の原因となります。
ヤシガラやウッドチップなど、消臭効果の高い床材もありますが、定期的な交換が必要です。
飼育ケージの清掃
こまめな清掃
糞尿や食べ残しは発見次第、速やかに取り除きましょう。
特に尿は広範囲に広がりやすいので、ペットシーツなどを活用すると、床材への染み込みを防ぎ、臭いを抑える効果があります。
床材の交換
消臭効果の高い床材でも、定期的な交換は必須です。
飼育環境の大きさやリクガメの種類、個体数によって交換頻度は異なりますが、少なくとも週に一度は交換するようにしましょう。
ケージ全体の洗浄
飼育ケージ全体も定期的に水洗いし、清潔な状態を保ちましょう。
ケージにこびり付いた汚れは、30~38度のお湯を使って洗うと効果的に落とせます。
消臭アイテムを活用
消臭剤
爬虫類専用の消臭剤や、水槽用の消臭剤を飼育ケージに設置することで、臭いを軽減できます。
天然成分で作られた安全性の高い消臭剤を選びましょう。
消臭効果の高い床材
ヤシガラ
ヤシガラ、ハスクチップ、ウッドチップなど、消臭効果の高い床材を選びましょう。
ただし、これらの床材も定期的な交換が必要です。
適切なケージサイズ
リクガメの大きさに合った、十分な広さの飼育ケージを選びましょう。
狭いケージでは、糞尿や食べ残しが密集しやすく、臭いがこもりやすくなります。
リクガメの「尿」対策
リクガメの尿による臭いは、特に飼い主を悩ませる問題です。
ここでは、尿対策に焦点を当てて解説します。
オムツの導入
リクガメにオムツを履かせるという選択肢もあります。
常に履かせるわけにもいきませんが、ケージから出して部屋の中を散歩させる際などは有効だと思います。
水分量のコントロール
リクガメに与える水分量を調整することで、尿量を減らすことができます。
ただし、水分不足は健康に悪影響を与える可能性があるので、獣医師に相談しながら適切な量を把握しましょう。
排泄を促す
リクガメを温浴させたり、ケージの外で運動させることで、排泄を促し、ケージ内での尿量を減らすことができます。
吸水性の高い床材
尿を素早く吸収する床材を使用することで、臭いの拡散を防ぐことができます。
リクガメの飼育の匂い対策【まとめ】
今回はリクガメの飼育中の匂い対策について解説しました。
リクガメ飼育の臭い問題は、適切な対策を行うことで改善できます。
こまめな清掃、消臭アイテムの活用、飼育環境の見直しを心がけ、快適なリクガメとの生活を楽しんでいきましょう。