ミニチュアダックスフンドの餌の量についてのアレやコレ

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「ミニチュアダックスフンド」という犬種を皆様ご存知でしょうか。

世界的にも有名なドイツ生まれの猟犬です。

犬種名のダックスフンド(もしくはダックスフント)、とはドイツ語で「アナグマ犬」という意味があります。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

とっても特徴的な短い足に長い胴体。

一目で分かるような容姿をしている犬種ですね。

そんなミニチュアダックスフンド、元々は猟犬と言うだけあって遊び好き、運動好きで、食欲旺盛な子も多いようです。

ご飯を食べ終わったばかりなのに物欲しそうな潤んだ目で見つめられたり、我が子可愛さでおやつをあげたりしていませんか?
こちらの記事では、ミニチュアダックスフンドにとって身近な病気の事例と、子犬、成犬にとっての適正な餌の量についてまとめていこうと思います。

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目次

餌の量に要注意!ミニチュアダックスフンドにとって身近な病気とは?

ここではミニチュアダックスフンドが罹患しやすい病気と、それに対して肥満体型がどれほど危険なのかを簡単に説明していきます。

ヘルニア

ダックスフンドと生活していない人でも、1度は耳にしたことがある病名ではないでしょうか?
ヘルニアとは、体内で臓器の一部分、または臓器そのものが正しい場所からズレてしまった状態のことを言います。

そして、そのズレた箇所によってそれぞれ「横隔膜ヘルニア」、「椎間板ヘルニア」などと呼ばれます。

ダックスフンドという犬種は、自身の特徴である胴長短足な体型を作るために、「軟骨異栄養症」という遺伝子を持っています。

猟犬としても重要視されたこの体型を作るための遺伝子こそが、ダックスフンドが「椎間板ヘルニア」に罹患しやすい原因の1つでもあるのです。

遺伝子が原因なのであれば肥満とは関係ないように見えますが、そんなことはありません。

肥満体型であれば、歩く時も必要以上に関節に負担をかけてしまいます。

そしてダックスフンドの特徴的な容姿もまた腰や股関節に負担がかかりやすい形をしているのです。


極めつけに遺伝子ときたらもう、肥満なんてとんでもないことです。

ダックスフンドがどれほどヘルニアになりやすいのかがわかると思います。

さらに加齢も加われば、その後の犬の生涯がどれほど大変なものかは手に取るように分かっていただけるでしょう。

糖尿病

糖尿病もまた犬だけでなく、人間と関係の深いとても有名な病気ですね。

膵臓で作られるインスリンというホルモンがあります。

インスリンは、血液中のブドウ糖を細胞の中に取り込み、細胞が糖をエネルギー源として利用するのを促進させる働きをします。

インスリンが不足したり、働きが作用しなくなると、血液中のブドウ糖が利用できなくなり、持続的にブドウ糖の濃度が高くなってしまいます。

この状態を「糖尿病」と呼びます。

ダックスフンドは人間の医学で言うところの一型と分類される糖尿病に似た症状が多く見られており、女の子の犬が罹患しやすい傾向があるようです。

糖尿病ですが、こちらは人と同じでダックスフンドも予防をすることができます。

脂肪や炭水化物ばかりの偏った食事を与えていると肥満になりやすく、血糖値が急に上がるため、糖尿病を発症しやすくなります。

犬の年齢や体重、健康状態に合わせて餌の量や成分を変えてあげてください。

ご飯だけでなく、散歩などで適度な運動も心掛けた方が良いでしょう。

女の子の犬は、避妊手術をすることで発症率が低下すると言われていますが、手術後は肥満体型になりやすい時期ですので、体重には特に注意してあげる必要があります。


他にも病気を出せばキリがないので、とりあえず1番人間の病気としても身近なものを説明させて頂きました。

大切な家族でもある犬を肥満にさせないために、1日の餌の量はどのくらい与えるのか、何回食べさせるのが良いのかを説明したいと思います。

ミニチュアダックスフンドの子犬の1日の餌の量と回数

新しく家にやって来た小さくて可愛い家族。

ダックスフンドは子犬の頃も活発的で食欲旺盛な子が多いです。

だからこそ、餌の量と回数には気をつけてあげなくてはいけません。

ご飯の回数は生後6ヶ月辺りまでは1日3回が理想的

子犬は体の中に栄養を長くストックしておくことができません。

こまめに分けて与えるのが良いでしょう。

6ヶ月を過ぎた頃から1日2回、毎日同じ時間帯にあげるようにします。

餌の量は子犬の成長度合いに合わせてあげる

ペットフードの袋には体重に合わせてどのくらいの量を与えるのがいいか書いてあります。

基本的には、体重の2.5%の量ですそして袋に書いてあるグラム数は「1日」に与える餌の量です。

1回に与える量ではないので注意しましょう。

ご飯は水でふやかしてあげると◎

子犬に与えるご飯は最初のうちは水でふやかして柔らかくしてあげるのがおすすめです。

歯も小さいので食べやすく工夫してあげるのがいいでしょう。

筆者宅の愛犬が子犬だった頃、ご飯を全く食べてくれなくて頭を抱えましたが、水でふやかして与えたらもりもり食べるようになって、今ではすっかりぽっちゃりさんになってしまいました……。

おやつはどのくらいあげてもいいのか

基本的にダックスフンドは子犬でも成犬でもおやつは要りません。


食欲旺盛な上に太りやすい犬種なので、ねだられるままにおやつをあげるとどんどん体重が増えてしまうので注意しましょう。

おやつをあげるのであれば、その分ご飯を減らす、運動をさせるなどの対策をするようにしてください。

ミニチュアダックスフンドの成犬の1日の餌の量と回数

すっかり大きくなってこれからも長生きしてほしい家族。

元気いっぱいな姿を維持するためにも餌の量の調整と運動は欠かせません。

ご飯の回数は1日2回

上記にも書いた通り、生後6ヶ月を過ぎた頃から1日2回に分けて与えられるようになります。

できる限り、ご飯の時間は同じ時間帯にあげるようにしてください。

人間と同じで不規則な食事は体の負担となります。

餌の量は体重の2.5%が目安

これも重複しますがご飯の袋に書いてある量は「1日」にあげる量です。

そして、いくら袋に書いてあるからといってそれを真に受けないようにしましょう。

肥満気味の子にそのままご飯をあげていては、体重は増える一方です。

無理のない程度に餌の量を減らしたり、運動をさせて体重管理をしてあげてください。

高齢犬は今まで以上に気を使う

高齢になればなるほどエネルギー消費量も減り、運動不足と腸の働きの低下によって便秘になりがちです。

年齢が上がってきたら食物繊維多めのご飯に切り替えるなど対策をしてあげる必要があります。

段々と食欲も落ちてきてしまうので、1日のご飯の回数を増やしたり、エネルギー量が高めのフードを少量与えるなどで様子を見ると良いでしょう。

ミニチュアダックスフンドの餌の量についてのアレやコレ【まとめ】

さて、ここまでダックスフンドの病気や餌の量と回数についてまとめてきましたが如何だったでしょうか。

ここで書いたのはあくまでも一般的な知識です。

皆さんのお家にいる家族が、必ずしも当てはまるとは限りません。

だからこそ、生活の中で、皆さん自身の目で見守っていくことがとても大切だと思います。

ネットの記事だけを鵜呑みにするのではなく、かかりつけのお医者さんなどにも詳しく話を聞いてみるのも重要なことです。

今犬を飼っている方も、これから飼われる方もより長く、安定した健康的な生活を送れるように日々のちょっとしたことから注意していけるといいですね。

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