もし、ご自宅でダックスフンドのサマーカットに挑戦する場合には、バリカンを使うことをお勧めします。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
ケガも少ないですし、何より失敗が少ないですね。
また、バリカンの刃は何ミリ!と決めて使用するのではなく、部位ごとに使い分けるほうが良いと思います。
ここでは、ダックスフンドをサマーカットにする場合のメリット・デメリット、サマーカットのやり方、何ミリの刃がどこに適しているのか、サマーカットをする際の注意点などをまとめています。
Contents
ダックスフンドのサマーカット、実は逆効果?
一般的に暑くなってくる4月~6月に、愛犬のダックスフンドにサマーカットを施す飼い主も多いのではないでしょうか。
飼い主がダックスフンドにサマーカットを施す理由は大まかに以下のように分かれます。
・見た目が可愛いから
・お手入れが楽だから
しかし、サマーカットをする前に注意点があります。
それは、毛を短くしすぎると愛犬にとっては逆に暑いことがあるからです。
ロングヘアーやワイヤーヘアーのダックスだと、一見暑そうにも見えますが、犬の被毛には体温調節の役割があり、長い被毛の間には空気が含まれることで熱や直接的な紫外線を遮断し、夏でも冬でも、愛犬の体温を快適な状態に保ってくれます。
また、愛犬の体が濡れてしまった時に直接肌に水がついて、体温を奪われてしまうことを防いだり、ダニや飲みなどの害虫から皮膚を守ってくれる役割があります。
もし、サマーカットをしようとして短くしすぎると、これらの役割を果たせなくなる可能性や、本来あるはずの毛がないため、ケガをしやすくなるというリスクが高くなります。
ダックスフンドをサマーカットするメリット
では、サマーカットをするメリットはないのでしょうか?
そんなことはありません!
ダックスフンドにサマーカットを施すメリットとしては、
・ムレ、こもりが少なくなるので皮膚病などを防ぐことが出来る
・家の中に毛が舞うのを防ぐことが出来る
という点があげられます。
ダックスフンドのサマーカットのやり方
それでは、ダックスフンドのサマーカットのやり方を簡単にご説明します。
②初めてバリカンを使う場合は、少し離れた場所でバリカンを聞か選、慣れてきたら水っとを切った状態で犬の体にバリカンを当ててみましょう。
③電源を入れてバリカンをかけていきます。
バリカンは顔から遠いところからかけていきましょう。
④毛の流れに沿ってコームをかけるようにかけていきましょう。
サマーカットをする場合の注意点
それでは、サマーカットをする場合の注意点をお話していきます。
・耳の縁
・乳首
・肛門周り
・足の指の間
・後足の付け根
この4箇所は皮膚が薄かったり、柔らかい部分なので、バリカンでも傷つけやすい場所になりますので注意しましょう。
我が家はバリカンの音になかなか慣れず、ハサミで来ることが多いのですが、以前、後足の付け根の毛を切っていた時に1㎝程度の傷をつけてしまったことがあります。
すぐに病院に連れて行ったのですが、獣医さん曰く縫うほどまではいかないとのこと。
それにしてもとても痛そうで申し訳なかったので、それ以来は細心の注意を払って切ってあげるようにしています。
こんなケガを避けるためにも、みなさんは必ずバリカンでやるようにしましょうね。
テーブルは高めのテーブルを用意する
低いテーブルだと、散髪を嫌がる子は逃げてしまうことがあります。
そのため、高めのテーブルを用意するようにしましょう。
テーブルを高めにすることで、犬も緊張して暴れなくなりますし、何より人と目が合う高さなので愛犬からすれば、緊張はするけれど安心しやすい環境になります。
短く切りすぎない
上でも話したように、犬の被毛には大切な役割がいくつもあります。
切っていると分からなくなり、もっともっと、とどんどんきってしまうことがありますので注意をしましょう。
我が家でも1度やってしまった失敗なのですが、背中側の毛を切っているときに、どこまで切る予定だったのか分からなくなってしまい、気付いたらとっても短くなってしまいました。
そのことはまだそこまで暑い時期ではなかったのですが、散歩後に背中の皮膚が赤くなっており、カサカサの乾燥した肌になってしまいました。
その時は病院に行き、保湿剤をもらい、服を着せて散歩に行って毛が伸びるのを待ちましたが、獣医さんにも「切りすぎないように」とクギをさされ、その後は注意するようにしました。
バリカンを使う
上でも話したように、ハサミで切るとや若い皮膚を傷つけてしまうことがあります。
そのため、なるべくなら犬用のバリカンを用意し、ケガをさせないようにしましょう。
バリカンの注意点は、下の項目でまとめておきます。
サマーカットのバリカンは何ミリ?使い分けについてご紹介
バリカンを使うときには「〇ミリを使う」と決めるのではなく、場所によって使い分けるようにしましょう。
使い分けの例をご紹介しますね。
*1ミリ
1ミリの刃は、足裏、腹部、肛門周りなど、短くしたい部位に使います。
ダックスフンドは垂れ耳の耳が特徴ですが、耳の通気性が悪く外耳炎を起こすことがあるので、耳周りをスッキリさせたい場合も1ミリを使います。
*3ミリ
3ミリは全体を短くしたいときに使います。
ダックスフンドのサマーカットでは、最も使われる長さです。
1ミリ、3ミリの場合は刃と刃の間が広くなるため、ケガをしやすくなりますので注意しましょう。
*5ミリ
ダックスフンドでは、少し長めのサマーカットにする時に使います。
この他にもマルチーズやトイプードルなどのサマーカットではこの刃を使うことが多いです。
*8ミリ
毛を少し長めに残したいときには、この8ミリを使うことが多いです。
この8ミリをダックスフンドに使用した場合には、1㎝よりも長い毛がのこります。
ダックスフンドのサマーカットのやり方は?【まとめ】
いかがでしたか?ダックスフンドのサマーカットについてご紹介しました。
ダックスフンドのサマーカットはお手入れもしやすいですし、一見メリットだらけには見えますが、実はデメリットもあるんですね。
特にスムースヘアーのダックスフンドの場合は、もともとそこまで毛が長くないので、カットをする必要はなさそうですよね。
ロング・ワイヤーヘアーのダックスフンドのサマーカットをする場合には、短くなりすぎないように注意しましょうね。
もし心配な方は、飼い主さんも慣れるまではドッグサロンに連れていくほうが安心かもしれませんね。