ハムスターにも生理があるの?臭いや出血等について解説!

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皆さんはハムスターのメスに生理があるかないのか、どっちだか知っていますか?
結論から言ってしまうとハムスターに生理はありません!


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

しかし同じ四足歩行で哺乳類であるワンちゃんには生理があり、犬専用の生理用オムツも販売されています。

そこで今回はなぜハムスターは生理が来ないのか、発情期はいつなのか、生殖器付近で血が出ているときはどんな病気が考えられるのか、というハムスターの生理現象について詳しく見ていきましょう。

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目次

ハムスターはどうして生理がこないの?

まず冒頭に述べたとおりハムスターには性器から血が出るいわゆる「生理」という現象は起こりません。

しかし性周期は存在します。


そこでハムスターの性周期とは一体どんなことが起きているのか、なぜ血が出てこないのか解説します。

そしてここは少し難しい用語が出てくるので頑張って読んでみてください!
まずハムスターの性周期は

1.未受精卵の成長
2.排卵・黄体形成
3.黄体退化

の順番で行われます。

人間の場合、この3番目にで行われている「黄体退化」の時期に使われることがなかった子宮内膜が剥がれ落ちることで出血が起こり生理が来ます。

ちなみに黄体とは排卵後に卵が変化したもので、妊娠しやすくなったり妊娠したらその状態を維持してくれるためのホルモンを出してくれる役割を持っています。

「じゃあハムスターの場合はどうなるの?」というと、剥がれ落ちた子宮内膜は体外へ出ることなくそのままハムスターの体内で吸収されるので出血はなく生理は来ないというわけです。

ハムスターは生後約2ヶ月半ぐらいで生殖機能が大人になり、およそ生後3ヶ月からが妊娠・出産の適齢期になります。

この性周期は適齢期になる頃には安定して4日に1回排卵をするいわゆる「発情期」を迎えることになります。

そこで次はハムスターの発情期は一体どんな感じなのか、見ていきましょう。

ハムスターの発情期ってどんな感じなの?

ハムスターは発情期になると生殖器付近から乳白色のものを分泌します。

この分泌液、人間の我々でも感じ取れるほどとても臭いが強いです。

小型のジャンガリアンハムスターなどは気づかないけど、大型のゴールデンハムスターなどはその発情期特有の独特な臭いを感じることがあるかもしれません。

乳白色ならばそれは自然なことなので問題ないのですがその分泌液が黄色や赤色だった場合や4日に1回の発情期を無視してずっと分泌液を出し続けている場合は病気になっているかもしれませんので早めに動物病院へ連れてきましょう。

ハムスターが血を出しているときは病気なの?

何度も言いますがハムスターに生理はありません!
なので血が出ているということはどこかしらが怪我をしているか病気になっていると判断することが出来ます。

生殖器付近または生殖器から血が出ているときは子宮内膜症や子宮蓄膿症などの生殖器系の病気、もしくは膀胱炎や尿路結石などの排尿経路系の病気だと考えられます。

また少しの出血でも出続けている場合は体温が下がりやすく、体の小さなハムスターにとって体温の低下はとても危険です。

なので出血しているのを見つけたら例え少ししか出ていなくても、出血を1回しか確認できなくても体内では大量に出ているかもしれないので動物病院へ連れて行きましょう。

ハムスターにも生理があるの?【まとめ】

ハムスターには生理がないが4日に1回、乳白色の独特な臭いがする分泌液を出す発情期がある。

そして生理が来ないハムスターが生殖器付近から出血しているということは子宮内膜症や子宮蓄膿症などの生殖器系の病気、もしくは膀胱炎や尿路結石などの排尿経路系の病気かもしれないということがわかりましたね。

余談なのですが筆者も昔ハムスターを飼っていたことがありそのときに「確かに何か乳白色のものを出していたなぁ」とこの記事を書きながら思い出しました。

繁殖もさせたのですが最初2匹だったのが最終的には10匹の大家族になってしまいました。

ネズミの繁殖力は恐ろしいですね…。

それと人間もハムスターのように剥がれ落ちた子宮内膜を体内で吸収できれば毎月出血しなくて済むのでだいぶ楽になるのに…とも思いました。

人間ってどうしてこんなめんどくさい生態をしているのでしょうね。

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