イヌはドッグフード、ネコはキャットフード、ウサギはペレットと呼ばれる牧草や専用フードを主にご飯としてあげます。
しかしフクロウの場合は何をあげるのか、答えはヒヨコや雛のウズラ、ネズミです。
中には虫や人工餌もありますがそれらは補助的な役割なのでだいたいはこの三種です。
それでは今回は1日でどれくらいあげればいいのか、毎月いくらかかるのか、などそんなフクロウの餌事情について解説していきましょう。
フクロウにはどんな餌があるの?
フクロウのご飯はラット、ウズラ、ヒヨコの3種類が主流です。
フクロウは血液、骨、肉から栄養を摂取するため、血抜きしていない生肉を用意する必要があります。
「わざわざ買いに行くのもめんどくさいし捌くのも苦手だからスーパーに売っている肉でいいか」と人間が食べるものを与えてしまうとフクロウは栄養失調を起こし体調を崩してしまいます。
理由はもちろん必要な血や骨がないからです。なのできちんと専用のご飯を専門店やネット通販を利用し買ってあげましょう。
血や内蔵がどうしても無理で捌けないという人はそもそも飼うべきではないというのが筆者の考えなのですが、実はそんな人のためにあらかじめ下処理がされて冷凍されたものが猛禽類用の餌として売っています。
しかし手間がかかってるので普通の餌よりも値段が高いです。こういったものに頼るのもいいですが何かあったときのために捌けるようにしておきたいですね。
またコオロギなどの虫を好んで食べるフクロウもいますがそれでは栄養が足りなくなるのであくまでも補助として主食と一緒に与えてあげましょう。
進化した今の時代、人工餌もありますがやはりヒヨコなどと比べて栄養が足りないのでこちらも主食にはならず補助的な役割になってしまいます。
そしてヒヨコならヒヨコだけ!という風にあげていると羽の色つやが悪くなったり、フクロウ自身が味に飽きて食べなくなったりと色々問題が起きやすいうえ栄養に偏りが出てしまいます。
人間も例え大好きなご飯だとしてもずーっと毎日同じメニューは飽きてしまいますよね?フクロウも同じなので主食をローテーションさせてあげましょう。
フクロウには毎月餌代はいくらぐらいかかるの?
餌代に関してはだいたい毎月2000円~4000円ぐらいになると思います。
またフクロウの食欲は季節によって変わるのでそれによって出費も微妙に変わります。
筆者がAmazonさんで調べたところラットは20匹で1,452円、ウズラは500gで880円、冷凍ヒヨコは60羽で3300円でした。
もしラットを1日1つあげるとしたら1ヶ月持たせるのに2,904円かかります。
フクロウに1日にどれぐらいの餌の量をあげればいいの?
フクロウやタカなどの猛禽類の餌要求量、つまり餌を求める量は大型や小型によって体重の約4~25%とばらつきがけっこう大きいことが分かっています。
そしてコキンメフクロウなどの小型なフクロウほど体重当たりの餌要求割合は高く、シロフクロウなどの大型のフクロウほど低い傾向にあるようです。
餌は1日に1回から2回程度。1日あたりのご飯の量はそのフクロウの体重の10%から20%を目安にしましょう。
それ以上あげてしまうと肥満になったりしてしまいます。頼れるのは飼い主さんだけなのでしっかり管理して長生きしてもらいましょう。
フクロウの餌【まとめ】
フクロウのご飯は主にラットやヒヨコ、ウズラ。大きさにもよるが毎日1日1回か2回、その子の体重の約10%から20%を目安にご飯をあげます。
そして毎月の食費はフクロウの食欲にも左右されますがだいたい2000円~4000円程度ということがわかりました。
ペットショップなどでは「ヒヨコだけあげていれば問題ないだよ」というところもなかにはあるみたいですがそれでは栄養が偏り、フクロウ自身も味に飽きてしまうのでなるべくローテーションで様々なご飯をあげたいですね。