グリーンイグアナは放し飼いできる?メリットとデメリットを解説!

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海外では、グリーンイグアナの放し飼いはわりと一般的のようです。

古い映画ですが、『ターミネーター』でもアパートでイグアナを放し飼いにしている様子が描かれています。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

大型のトカゲなのだから放し飼いができれば…と思いますが、残念ながら放し飼いはオススメできません。

棚に置いてあるものはすべて引きずり落としますし、カーテンは爪でボロボロになります。

しかも、トイレを覚えることはあまり期待できません。

今回は、グリーンイグアナの放し飼いについてご紹介します。

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目次

グリーンイグアナの放し飼いは可能?

グリーンイグアナの放し飼いは、まったく不可能、というわけではありません。事実、放し飼いで上手に飼育している人もいます。

ただし、「自分の部屋にイグアナがいる」のではなく、「イグアナのケージに自分がいさせてもらっている」くらいの覚悟が必要です。

樹上性のトカゲなので、食器棚や本棚、カーテンレールなどをぐんぐん登り、常に人の視線より高い場所にいるようになります。このとき、ネコのように棚に置かれたものを避けたりしません。

すべてなぎ払ってしまうのです。
また、普通は登ろうと思わないようなところを登ろうとするので、家中がボロボロになります。壁紙もカーテンも無事ではすみません。

何より、ベビーのころから積極的にハンドリングして慣らしておかないと、部屋に猛獣を放すことになります。

グリーンイグアナはトイレは覚える?

グリーンイグアナがトイレを覚えるかといわれれば、とても微妙な問題です。

「ちゃんと覚える」という方もいれば、「まったく覚えない」という方もいます。

これは、その個体と飼い主の両方に原因があります。

まず、グリーンイグアナはある程度、トイレの場所を決める習性があります。そのため、飼っている個体がフンをする場所にフン受けを置き、そのフン受けをトイレにしてほしい場所に移動させれば、飼い主が望む場所をトイレにしてくれることがあります。

これがうまくいくためには、自分のフンを目印にトイレの場所を決めるタイプの個体でないといけません。

周りの地形などを頼りにしている個体では効果がないのです。

と同時に、飼い主も、フン受けを移動させる際にその個体がフンをしてくれそうな場所を見極める必要があります。

いくら自分のフンがあっても、気に入らない場所をトイレにしようとはしないのです。

いずれにせよ、イヌやネコのトイレトレーニングと同じようなしつけはできません。

放し飼いのメリットは?

家具やオブジェはなぎ倒され、トイレは覚えるかわからない…。

それでは、放し飼いのメリットとはなんでしょうか?

まさに、「グリーンイグアナと同じ空間で生活できる」ことです。
どんなに広い家で大きなケージを置いても、「ケージに入れて飼っている」という感覚はぬぐえないものです。

しかし放し飼いでは、文字通りグリーンイグアナと空間を共有することになります。

肉食性のオオトカゲや隠蔽性の強いヤモリ、ヘビではまずできないことですから、グリーンイグアナならではの楽しみといえるでしょう。私の友人には、部屋の照明を爬虫類用のメタルハライドランプに変えてしまった猛者もいるくらいです。

もちろん、ケージ飼育よりも広い空間で飼育できる、というメリットもあります。

広い空間で飼育したほうがかっこよくきれいに育つタイプのトカゲなので、部屋で放し飼いにすれば見事な個体に育てることができます

グリーンイグアナの放し飼いは可能?【まとめ】

グリーンイグアナの放し飼いにはたくさんの困難があります。賃貸の場合、原状復帰が難しいレベルまで部屋が傷んでしまうかもしれません。

しかし、もし十分な広さがあって、自分の生活の中心をグリーンイグアナに捧げても良いという覚悟があるのなら、ケージ飼いでは味わえない醍醐味を味わうことができます。

いずれにせよ、計画的に慎重に検討してみましょう。

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