成体になっても20㎝程のリクガメです。
この小さなリクガメの魅力とはなんでしょうか?そして、最近ペットとして人気が出ている理由とはなんでしょう?
ヘルマンリクガメが人気の理由は、現代の日本人の生活に合ったペットと言えるからです。
まずペットといえば、犬猫を想像する方が大半だと思います。しかし、犬猫を飼育するには近所に気を配らないといけない、病院に行かないといけない、ワンルームで飼育しづらい、旅行に行けない…と、とても手間がかかってしまいます。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
その点ヘルマンリクガメは、成体になっても20㎝程と小さく、鳴かない、臭くない、小さなケージで飼育できる、1週間程なら餌を与えなくても大丈夫と、一人暮らしをしていても飼育できてしまいます。
また、魚や昆虫とは違い、触れ合うことができるため、触って癒されるペットが欲しいけど犬猫はちょっと…という方におすすめのペットです。
なにより爬虫類初心者によくある、かわいいけど餌の虫がダメという問題も、草食なため関係ないところが嬉しいですね。
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ヘルマンリクガメの寿命はどのくらい?
ヘルマンリクガメの寿命は飼育下で20年前後と言われています。
野生では30年~50年も生きる個体がいるみたいです。犬や猫より飼いやすいからと言って気軽に飼育を始めてはいけません。
これからの人生を一緒に歩む覚悟がないと飼育できないと思います。
とはいえ、難しい飼育をするわけではないので、愛情を長く注いで、日課として餌をあげることができれば十分です。
私は8歳になるトカゲを飼育していますが、中学生の頃に買った子が今でも一緒に過ごしてくれているととても安心します。
実家を離れて一人暮らしを始めても元気でいてくれてうれしい限りです。
長い間一緒にいると家族以上の存在になれるので素敵ですね。
ヘルマンリクガメの大きさは?オスメスの見分け方は?体格差はある?
ペットショップでよく見かけるヒガシヘルマンリクガメの大きさは甲長20㎝と言われています。
ピンポン玉サイズで売られているためどれくらい大きくなるか判りづらいですが、あまり大きく育つリクガメではありません。
ペットとしてメジャーなミドリガメはピンポン玉サイズから巨大になるため、そのイメージだと大きくなってしまうと思う方がいるかもしれませんね。
また、メスのほうが大きく育ちやすく、成体なら大きさで見分けることができますね。他にオスメスを見分ける方法としてはしっぽの太さが挙げられます。
メスのしっぽはちょこんとついていますが、オスは人の指くらいあります。これはオスのしっぽには生殖器が入っているため太くなっています。
また、メスは成体になると無精卵を生むことがあります。
本当に初心者の方が飼育するのであればオスをおすすめします。
トカゲを飼って2年目の頃、いきなり無精卵を生み出して涙目でペットショップに電話しました…産卵後には栄養を多く与えるなど、産卵後のケアが大切になってきます。
ヘルマンリクガメの飼育設備は何を揃える?ケージの大きさは?
ケージ
最低でも60×45㎝を用意しましょう。90×45㎝がベストです。
意外と動き回るので、動いている姿を観察できるケージにしましょう。
温度管理の道具
パネルヒーターを使って底面の保温と、バスキングライトを使って高熱の紫外線を浴びる場所を作りましょう。温度勾配を作るためにも大きなケージが良いですね。
平均25℃を保てるように、適宜サーモスタットや暖突を使って温めてあげましょう。
床材
ヤシガラ、バーグチップなどヘルマンリクガメに合ったものを選びましょう。砂は餌の野菜にくっついて誤飲の原因になることと、消臭効果が無く臭くなるので控えたほうが良いです。
見栄えを大事にしたい方はクルミの殻がおすすめです。
ヘルマンリクガメの大きさはどれ位【まとめ】
ヘルマンリクガメは犬猫とは違った爬虫類という種類の動物ですが、犬猫にも劣らず可愛く、日々新しい姿を見せてくれます。この記事を読んでヘルマンリクガメについて知ってもらえたら嬉しいです。
そして、これから末永く暮らせる小さな家族をお迎えできることは幸せです。ぜひ皆様も飼育して癒してもらいましょう!
特に、一人暮らしの方にはおすすめです!家に帰ったら寝るだけの一人暮らし生活が少し豊かになりますよ。