でも普段目にする柴犬は、子犬でもほとんどの子が立ち耳ですね。
ただ、ごく稀に垂れた耳の柴犬もいます。
ゴールデンレトリーバーやビーグルのようにペタンと垂れ下がる耳ではなくて、根元はしっかり立っていて、上の部分だけが前に倒れているイメージの柴犬です。
私も見たことがあります。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
柴犬なのはわかるけれど、どこか不思議な感じがします。
柴犬の成犬で、垂れ耳は病気???
成犬になっても耳が立たないのは問題があるの?
Contents
柴犬の成犬で垂れ耳は病気じゃない!
垂れ耳は病気ではありません。
奇形でもありません。
良い柴犬の条件として、「頭の丸みが緩やかなカーブを描いており、厚みのある小さな耳が、開きすぎずしっかり前を向いていること」となっていますが、垂れているからといって異常であることにはなりません。
では、なぜ垂れ耳の柴犬が存在するのでしょう。
柴犬の成犬で耳が垂れる理由
美濃柴犬とのミックスである
美濃柴犬の個体数がとても少ないため、可能性としては低いですが、美濃柴犬の中には垂れ耳が存在します。
他の犬種とのミックスである
垂れ耳の犬種とのミックスの場合、成犬になっても耳がピンと立たない場合があります。
飼い主さんが、柴犬の子犬の耳におもりを付けて、わざと垂らしている
怖い話ですが、本当にあることらしいです。
何だかかわいそう……
耳が立たない柴犬も存在する
これは賛否両論あります。
耳が立たない柴犬は、必ず他の犬種とのミックスだと言う方もいるし、純血種でも耳が立たないと言い切る方もいます。
純血種で耳が垂れる子の特徴として、耳が大きめで、前傾する角度が少し急だと言う意見もあります。
大きくて前倒しだから、垂れ耳になりやすいということですね。
このように、成犬の柴犬で耳が立たない理由はいくつかありますが、決してその柴犬の身体に問題があるわけではありません。
柴犬の子犬が垂れ耳の場合、耳はいつ立つの?
お散歩デビューをする4ヶ月の頃には、耳が立つようです。
実際に外で出会う子犬は耳がしっかり立っています。
違う犬種になりますが、断耳を行うドーベルマンは、生後60〜90日の間に整形手術を行います。
これは、柔らかい耳の軟骨が、生後90日以降になると硬くなってしまうためだと言われています。
柴犬とドーベルマンの成長には差異がありますが、恐らく柴犬の子犬も、生後3ヶ月ほどを目処に、耳の軟骨が硬くなり、垂れ耳が立ち上がるのではないでしょうか。
ただし、子犬の成長には個体差があります。
柴犬の子犬の身体がほぼ成犬と同じ雰囲気になるのは7ヶ月ほど経った頃です。
その頃になって耳が立つ子もいるようです。
垂れ耳の柴犬の成犬は、ここに注意しましょう
垂れ耳と言っても、初めに書いたとおり、耳を塞ぐような垂れ方はしません。
よってある程度の通気性は保たれます。
しかし、完全に立った耳の柴犬よりも、多少は外耳炎になる可能性が高くなりそうです。
うちの犬は柴犬ではありませんが、小型犬のミックスで、やはり耳が少し変わった立ち方をしています。
根元は立っているけれど、半分から上が垂れています。
1歳半で我が家に里子として迎えた時、うちの犬はひどい外耳炎に罹っていました。
でも外耳炎は飼い主さんが耳掃除をしてあげていれば防げます。
うちの犬も再発していないので、それほど苦労はしませんよ。
柴犬の成犬が垂れ耳病気?【まとめ】
柴犬の成犬が垂れ耳であることは、病気でも奇形でもないことがわかって安心しました。
でも、わざと耳を垂らすような操作や、垂れ耳は純粋な柴犬ではないと言う方がいることにはショックをうけました。
私のささやかな願いとしては、自分の犬を、ありのまま受け入れてあげてほしいです。
縁があるから、あなたの元へ来たのです。
私はいつも、全然立派じゃないダメな自分に、全力で愛情と信頼を寄せてくれる、うちの犬に感謝しています。
犬はありのままの飼い主を受け入れてくれます。
病気じゃなければ、耳なんて立っていても垂れていても、何でもいいのです!