あくまでも生き物なので「絶対」はありませんが、普通に接していて噛まれることはほとんどありません。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
ベビーサイズ~ヤングアダルトにかけての若い時期は少しだけ落ち着きのない個体もいますが、大きくなるにつれておとなしくなります。
今回は、コーンスネークの性格についてご紹介します。
コーンスネークの性格は臆病なくらいおとなしい
まず、コーンスネークはおとなしいヘビです。私は爬虫類を趣味で飼育するようになって20年くらい経ちますが、今までの人生でコーンスネークに噛まれたのは1回だけ、私のミスによるものです。
むしろ、臆病なくらいなので、「噛まれないから」といじりすぎてストレスをかけてしまい、拒食を引き起こさないように注意が必要なくらいです。
オスとメスでも性格の違いはなく、特に気の荒いモルフというのもありません。
多少の個体差はありますが、総じておとなしいヘビです。
おとなしい性格のコーンスネークだが若い個体は要注意?
とにかくおとなしいコーンスネークですが、ベビーサイズなど若い個体を触ろうとすると、ちょっとビックリしてしまうことがあります。
触れた瞬間「ビクッ」と弾かれたような動きを見せ、すぐにシュルシュルとどこかへ行こうとしたり、グルグルグル・・・ととぐろを巻いてしまう個体が多いのです。
ヘビの扱いに慣れた人は「ビタつく」と表現したりしますが、不慣れな人にとってはちょっと扱いにくい動きです。
初めて触ってビタつかれると、思わず噛まれるんじゃないかと身構えてしまいますが、少なくとも逃げようとする個体ならそのまま掴んでも大丈夫です。
もちろん、触ればもっとビタつきますが、しばらく手に持っていれば落ち着いてきます。
むしろ、これを繰返すことで早くハンドリングに慣れさせることもできます。
すぐにとぐろを巻いてしまった場合はちょっとだけ注意しましょう。とぐろはそのまま攻撃姿勢になります。
ケージのフタなどで視界をさえぎるようにして、胴体をパッと掴みましょう。
気の荒いヘビにこんなことをすると振り向きざまに噛もうとしてきますが、コーンスネークならそのまま逃げようとするだけです。
ほとんど見かけませんが、とぐろを巻いた状態でフタを近付けたら噛み付いてくるような個体は、気が荒い個体かもしれません。
そういう個体も持ってしまえばおとなしくなりますが、一応注意して扱いましょう。
ちなみに毒ヘビではないので、噛まれても痛いだけです。
むしろ、若い個体ではヘビがあごを痛める原因になるので、そういった意味でも噛まれないようにしましょう。
若い頃にかなりビタつく個体であっても、成長につれてどんどんおとなしくなるケースがほとんどです。
少なくとも、手に負えないほど気が荒いコーンスネークには出会ったことがありません。
コーンスネークにどうして噛まれた?
さて、そんなおとなしいコーンスネークですが、私は一度だけ噛まれたことがあります。
他のヘビも飼育していたのですが、冷凍マウスを解凍している間、マウスを触った手でコーンスネークを扱ってしまったのです。
最初はおとなしく持たれていましたが、突然鼻先を私の手に押しつけ、匂いを嗅ぐような仕草を始めました。
おかしいな、と思っていると、おもむろに口を開けてパクッと噛まれました。要するに、餌と間違われたのです。
幸い、地面に置くとすぐに離してくれましたが、かなり痛かった記憶があります。
ヘビは目が悪い分、匂いには敏感なので、ハンドリングする際に匂いだけは気にするようにしましょう。
コーンスネークの性格【まとめ】
飼い主が扱い方を間違えなければ、コーンスネークは非常におとなしいヘビです。
ヘビにストレスをかけすぎないように気をつけつつ、安心してハンドリングを楽しみましょう。