コーンスネークの寿命はどれくらい?冬眠はするの?

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日本人にとってヘビは縁起物ということもあり、長寿のイメージがありますよね。

実はそんなに長生きということもなく、コーンスネークの場合で10年以下、平均すると6~8年程度です。サブアダルトサイズから飼育し始めた場合、実際に飼育する期間はもっと短くなります。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

北米原産の生き物なので冬眠(クーリング)させることもできますが、特にクーリングしたからといって寿命が延びることもないようです。

今回は、コーンスネークの飼育下での寿命について解説します。

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目次

コーンスネークの長生きのコツは粗食?

冒頭で触れたとおり、コーンスネークの平均寿命は6~8年程度です。

ところが、「そんなに生きない」という声を聞くことが多くあります。つまり、もっと短い寿命で死んでしまう個体が多い、ということです。

もちろん、原因は一概にはいえませんが、個人的に最も多い原因は「食べ過ぎ」ではないかと思っています。

生後1年までは3日に1回くらいの頻度で餌を与えますが、最終的には1週間~10日に1度くらいまで餌を減らすのが、コーンスネーク飼育の基本です。

ところが、餌を食べる姿が見たかったり、ヘビがもっと欲しがっているように見えて、これより高頻度で餌を与えたり、1回あたりの量を増やしてしまうことがあります。

もともと、野生のヘビはそんなにたくさん餌を食べているわけではありません。食べられる大きさの生きた獲物に出会って仕留められる確率など、そう高くないからです。

不活発な生き物とはいえ、広い自然界を動き回って餌を探すので運動量も飼育下とは比較になりません。常に空腹でいるくらいがちょうどいい、ということになります。

狭いケージで飼われている個体に必要以上の餌を与えれば、当然肥満します。内臓に脂肪がつき、内臓の機能が弱ってしまうのです。人間でいう成人病のような状態になります。

そのため、本来の寿命よりも早く死んでしまうことがあるのです。

長く付き合いたいのなら、アダルトサイズになったら餌の量はほどほどにしましょう。

コーンスネークは冬眠する事によって寿命が延びるの?

寿命と直接関係ない話ではありますが、まるで死んでしまったかのように誤解を生む事もある話ですが、コーンスネークは冬眠するのでしょうか。

コーンスネークは北米原産のヘビです。
北米は日本と同じ温帯気候なので、日本と同じように四季があります。

寒い冬には、コーンスネークも冬眠しますし、これは、飼育下でも再現できます。

このことを、クーリングと呼んでいます。

コーンスネークのクーリング(冬眠)の方法

クーリングに大切なのは周囲の温度で、10度前後が最適といわれています。

私の場合、以下のようにクーリングしています。

(1)下駄箱の最高温度と最低温度を記録しておき、最高温度が15度以下になるのを待つ。
※だいたい12月くらいです。
(2)ちょうどいい気候になったら、ヒーターを外し、ケージの位置を移動させながら1週間ほどかけて温度を下げる。
(3)15度くらいまで温度が下がったら、下駄箱に入れる。そのまま1ヶ月放置。
(4)1ヵ月経ったら、1週間ほどかけてもとの温度に戻す。

もちろん、クーリングに入る前に少し餌を増やして体力をつけさせ、ヒーターを外す1週間前から絶食させます。消化管に餌が残っていると、クーリング中に内臓で腐ったりするので、この絶食期間はとても大切です。

クーリングしても寿命は特に変わりませんが、繁殖を狙っている場合、オスはクーリングしないと発情しないことがあります。私も、クーリングさせるのは繁殖させたいときだけです。

若い個体や体力に自信のない個体はクーリングさせないほうがいいでしょう。

飼育下のコーンスネークの寿命はどれくらい?【まとめ】

コーンスネークの平均寿命は6~8年程度ですが、餌の量や頻度に気をつけないと短命に終わってしまうこともあります。

現地の生態にならって冬眠させることもできますが、特にそれで寿命が延びるわけではありません。

餌の頻度と量に気をつけながら、大切に飼育しましょう。

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