ほとんどの個体はおとなしく、問題なくハンドリングできます。
ただし、眼の前で急に手を動かすなど、ヘビが嫌う動きを見せると、どんなにおとなしい個体でも条件反射的に噛むことがあります。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
私は1回噛まれたことがありますが、かなり痛かった記憶があります。
もっとも、何年も何匹も扱っていて1回噛まれただけなので、そのくらいおとなしいヘビ、ということもできます。
今回は、噛まれないハンドリングについてご紹介します。
先にお断りしておきますが、ここで示すハンドリングの方法は一例です。
あくまでもご自身で飼育している個体を見て考えましょう。
Contents
コーンスネークのハンドリングの極意は「絡ませる」
私もそうでしたが、ヘビを飼いたい人の多くは、ヘビのハンドリングにあこがれるでしょう。
お気に入りの個体を手に持ってみたい、という気持は誰でも抱くものです。
私の場合、コーンスネークはプラケースで飼育していて、次のようにハンドリングしています。
(2)胴体の真ん中あたりを掴んで一気に持ち上げ、同時にフタでヘビの頭を支える。
(3)フタを置いて、ヘビの頭側の胴体を支える。
(4)指と指の間にヘビの胴体が入るようにして、なるべく絡ませるように持つ。
コツは2点。
ヘビの目の前に手を出さないことと、胴体を絡ませることです。
自分の目の前で人の手が動くと、条件反射的に噛んでしまうことがあるのです。また、持たれた直後はどんどん体を伸ばしてどこかへ逃げようとしますが、指に絡ませるようにしてコンパクトにしていくと、早く落ち着きます。
ヘビの動きが早いので焦るかもしれませんが、ヘビの鼻先に手を出して進路をふさいだり、体を強く掴んで固定するようなことはやめましょう。
あくまでも、指に絡ませるようにします。ときどき頚部を掴む人を見かけますが、ヘビが嫌がるだけでなく骨を痛める原因にもなるのでやめておきましょう。
どんなときにコーンスネークに噛まれるの?
気の荒い個体はいつでも噛みますが、おとなしい個体が噛みついてくるのはタイミングがあります。
(2)人の手に餌の匂いがついているとき
(3)脱皮直前
ヘビは基本的にいつでも空腹です。
餌を食べた直後は勢いづいて次の餌を探していますので、このときにはハンドリングすべきではありません。
また、無理にハンドリングすると驚いて食べた餌を吐いてしまうこともあります。
マウスを解凍したときは、その個体に与える場合でなくても必ず手を洗いましょう。
ヘビは目が悪いので、体温とマウスの匂いを感じ取って手をマウスだと思ってしまいます。
脱皮前、特に全身が白濁しているときも、ストレスでピリピリしているので触らないほうが無難です。
コーンスネークにもしも噛まれたら対処法は?
では、不幸にも噛まれてしまったときには、どう対処すればいいでしょうか。
攻撃として噛んだのなら、すぐに離すはずです。きっと怒っているので、そのまますぐケージにもどしてやりましょう。
餌と間違えてかまれた場合、噛まれた手をテーブルや床など平らなところに置き、じっと我慢しましょう。引き剥がそうとするとよけいに力を込めてくるので、ここは我慢です。
しばらくすれば、餌じゃないことに気づいて離してくれます。
どちらにしろ、噛まれたら傷口を良く洗って消毒し、念のため病院で診てもらいましょう。
このとき、感染症の疑いもあるので、ヘビに噛まれたことも医師に伝えるべきです。
コーンスネークは人を噛む事もある?【まとめ】
いかがでしたか。
今回はコーンスネークが噛む事があるのかについて解説しました。
コーンスネークに噛まれればかなり痛いものですが、扱い方を間違えなければ基本的には噛まれません。
まずは、ヘビが嫌がらない持ち方を飼い主が練習することが大切です。