皆さんはシラミをご存じですか?そう、あの頭が痒くなりフケがでるあれです。
実はうさぎにもこのシラミと同じような病気になることがあります。
その病名とはツメダニ症といいます。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
さて前置きはここら辺にしまして、今回この記事ではツメダニ症を引き起こすツメダニとはどんな生物で寄生されるとどんな症状が出るのか、そしてその治療法も合わせて紹介していきたいと思います!
うさぎのツメダニはどうやって感染するの?
まず最初にツメダニはどのように感染するのか、解説していきましょう。
通称ツメダニはウサギツメダニというダニがうさぎに直接寄生する事がこのツメダニの根本的な原因になります。
発症自体は体力と免疫力の低下そして、他の病気などが引き金になる事が多いです。
しかし、ウサギツメダニに感染していても症状が全く現れないケースもあり、感染してから数年後に症状がひょっこり現れることもあるようです。
このツメダニ症、逆に言えば健康な場合症状が出ないため、感染しているかわからずブリーダーさんたちも完全なツメダニの撲滅に手を焼いているようです。
なので悲しいですが全てのうさぎはツメダニに感染していると考えていいでしょう。
しかも実は人獣共通感染症といわれるもので人間にも感染して皮膚に炎症を起こし痒みなどを起こすことがあるため飼い主さんも油断してはいけません。注意が必要です。
ツメダニ症なるとどんな感じになるの?
次に、もし感染し症状が出た場合どのようなことが起きるのか見ていきましょう。
ツメダニによる症状はいくつかあり、皮膚に白いふけが固まりのようにでたり、その部分が炎症を起こし赤くなったりすることがあります。
ふけができる場所は大体背中から腰あたりにかけて多く現れるようです。
また、うさぎの毛が全体的に薄くなったりする事があります。
特にお腹や後ろ足の内側などの体の内側にあたる毛が薄くなることがあるようです。
うさぎのツメダニ症はどうやって治したらいいの?
最後に一番大切な治療法についてです。
大体は殺ダニ剤を使って治療をします。殺ダニ剤の種類は様々で、内服薬、外用薬、注射薬、シャンプーいっぱいあります。
どれを使用するかはやはり動物病院の先生次第でしょう。
診断方法はうさぎについているフケや被毛を採取し顕微鏡で観察します。
そのときツメダニが発見されたら、殺ダニ剤の投与による治療を行います。
しかし殺ダニ剤は元となるダニの卵には効果がありませんので一定の間隔で2~3回、殺ダニ剤を使う必要があります。
そして注意をして欲しいのは今の時代、ネットで検索すればうさぎにも使えると言われている殺ダニ剤がすぐに見つかり、手に入るということです。
中にはうさぎに対して毒性をもつ殺ダニ剤もあったりします。
もし毒性のあるものを購入し独断で投与したらうさぎはどうなるか…怖いですよね。
なので決して飼い主の独断で治療しようとせず、動物病院の先生に適切な処置をして治してもらいましょう。
うさぎのツメダニの原因と治療法は?【まとめ】
ツメダニの正体はウサギツメダニというダニで、どのうさぎもこのダニに寄生されていると言っても断言しても過言ではない。
しかも厄介なことにこの病気の撲滅は難しい。
症状は背中から腰にかけてフケができたり体の内側の毛が薄くなったり、そしてツメダニ症を治すには殺ダニ剤を2~3回にわけ投与する。ということが今回の記事でわかりました。
うさぎが痒そうにしてる姿は見たくありませんよね。
お金ももったいないし自然治癒で治るまで待とうとは考えず病院へ行きましょう!
もしかしたら痒みのストレスからうっ滞になるかもしれませんからね…。全ての病気はうっ滞に通ずるです!