ところが実物は思ったほど大きくはありません。コーンスネークの場合、一般的には最大でも1.2メートル程度です。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
1.2メートルのヘビ、といわれてもピンと来ないと思いますが、直径3センチのホースでイメージしてみましょう。
だいたいそのくらいの印象です。
ショップで販売されているのは小さなベビーが多く、そのベビーがどのくらいでアダルトサイズになるのか、成長の早さも気になると思います。
今回は、コーンスネークの大きさと成長についてご紹介します。
大きい?小さい?コーンスネークの大きさ
1.2メートルのヘビといわれてもあまりイメージしにくいかもしれませんが、ヘビ全体で見渡すと、中型~やや小型、くらいの大きさになります。
ハンドリングする際、コンパクトに持てば片手で持てる大きさです。
爬虫類専門店に行けば、アダルトサイズのコーンスネークを1匹くらいは飼っているものなので、ぜひ実物を見て参考にしてください。
この大きさも、コーンスネークが飼いやすい理由のひとつです。
あまり小型のヘビだと、ベビーサイズが小さすぎてピンクマウスも食べられない、ということになります。
コーンスネークでも、小さめに生まれてしまった個体はピンクマウスでも大きすぎて食べられません。
もちろん、大型のヘビは餌の用意がたいへんですし、力が強いので扱いに注意が必要です。
コーンスネークくらいの大きさなら、特に工夫しなくても市販されているマウスで飼育することができ、持て余すような大きさにもなりません。
コーンスネークの大きさは、小さすぎず大きすぎない、ヘビとしてはちょうど飼いやすい大きさなのです。
コーンスネークの成長は早い?
コーンスネークが特別に成長の早いヘビ、ということはありませんが、生後1年間はかなり早く成長します。
人間と同じで、ベビーの頃に成長期があるのです。
ショップで販売されえているのはだいたい生後数ヶ月のベビーで、太さは1センチないくらい、小さめのピンクマウスが飲めるくらいの大きさです。順調に育てば、1年後には倍くらいの大きさになります。
このころから、成長がゆっくりになっていきます。私がコーンスネークの餌やりについて質問を受けた際、
「ベビーには高頻度で、生後1年を過ぎたら減らしましょう」
と答えているのはこのためで、成長期を過ぎたヘビにはそこまでたくさん餌を与える必要がないのです。
成長がゆっくりになるとはいえ、生後1年以降も成長は続きます。
だいたい生後2年たてば、ほとんどアダルトサイズといえるでしょう。この頃には1メートルを超えているはずです。
コーンスネークを飼い始めるのはどの大きさがいい?
ショップで店頭に並んでいるコーンスネークは、前述の通り生後数ヶ月のベビーサイズである場合がほとんどです。
ところが、タイミングやショップによっては、サブアダルト以降の大きめサイズのコーンスネークが販売されていることもあります。
また、ブリーダー図マーケットなど展示即売イベントに行くと、ショップでは見かけないくらい小さな個体が販売されていることもあります。
初めてヘビを飼う人にオススメのサイズとしては、生後1年くらいのサイズです。
ここまで育っていれば、ある程度低温にも強く、餌食いも順調で育てやすいヘビになっているはずです。
生後3ヶ月未満のベビーだとピンクマウスのSSサイズも食べることができず、餌で苦労することになります。
サブアダルト以降の大きめサイズのヘビも飼いやすいのですが、ここまで大きくなってしまうとやることがなさすぎて、ヘビを飼う楽しさが分からないかもしれません。
もし手に入るのなら、生後1年程度の個体から飼い始めることをオススメします。
コーンスネークの大きさの平均は?【まとめ】
いかがでしたか。
今回はコーンスネークの大きさの平均について解説しました。
コーンスネークは成長しても1.2メートル程度と、ヘビとしては扱いやすい大きさです。
初めてヘビを飼う方には大きさのイメージがつきにくいと思いますので、まずはショップなどで実物を見せてもらい、ヘビの大きさを実感してみましょう。