コーンスネークのモルフの種類や価格!レアで人気があるのは?

「ヘビを飼う」ということ自体、一昔前には考えられなかったことですが、今ではかなり一般的になってきました。中でも、ペットとして根強い人気を誇るのがコーンスネークです。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

おとなしさや飼いやすさも人気の理由ですが、モルフ(品種)が豊富なことも人気の理由として挙げられます。

モルフが多すぎて、正直私もついていけていないのですが、定番種や人気種を中心に、コーンスネークのモルフについてご紹介します。

コーンスネークのモルフは、今や「ノーマル」が希少?

コーンスネークと呼ばれているヘビは、正式には「レッドコーンスネーク」という種で、もともと北米に生息しているヘビです。

この原種自体、赤を基調とした模様が入る美しいヘビなのですが、色彩変異やそれら同士の交配、さらには別種や別亜種との交配で、様々なモルフが作り出されました。

今も新しいモルフの作出が続いていて、モルフ同士を掛け合わせたコンボまで含めると、何種類いるのかわからないくらいです。

一方、コーンスネークの野生個体が流通することはなく、原種と同じ模様の個体、つまり「ノーマル」を見かけることも難しくなりました

私もわざわざノーマルを探して手に入れたのですが、これも見た目がノーマルというだけで、遺伝的には何らかのモルフが入っています。

ごく一部に、ワイルド血統にこだわったブリーダーさんがいて、正真正銘のノーマルを作り続けています。

あえて野生のコーンスネークにこだわりたい、という方は、そういうブリーダーさんを探してみるのがいいでしょう。

コーンスネークの定番モルフは?

ノーマルが希少、ということは、ショップで目にするコーンスネークはほとんどが何かしらのモルフ、ということになります。

よく見かけるのは「レッド」というモルフです。

これは、厳密に言えばきちんと固定されたモルフではありません。

他のモルフを作出する際に、狙ったモルフではない個体(ヘテロと呼ばれます)が生まれるのですが、そうした個体はノーマルよりも赤みが強いことが多く、総称してレッドと呼ばれています。

わりと安い値段で売られることも多く、1万円以下で販売されることもしばしばです。

同じくらい良く見かけるのは「アルビノ」と「アネリ」というモルフです。アルビノは黒い色素が消えたモルフで、コーンスネークのアルビノは模様の赤い派手なヘビになります。

アネリは逆に赤い色素が消えたモルフで、モノトーンの落ち着いたヘビになります。
ただし、完全なモノトーンではなく、やや黄色が残る場合がほとんどです。

このアルビノとアネリの組合せで「スノー」というモルフが作出されました。スノーは白系モルフの代表格で、成熟すればするほど白くなります。
日本人は「白ヘビ」が好きなので人気があり、2万円くらいで販売されます。

スノーをさらに白くした「ブリザード」、徹底的に赤を強くした「ブラッドレッド」も、作出された当初は超高額モルフでしたが、今では数万円程度とかなり落ち着きました。

今なお高騰!最新&レアなモルフ

ここまで紹介したモルフは、どれもショップに行けばだいたいいつでも販売されている定番モルフですが、実物を見ることすら難しい最新モルフやレアなモルフもあります。

「バブルガム」はわりと昔からあるモルフですが、なかなか見ることのないレアモルフです。その特徴は、光の当たり方によって黄緑色が発色する点。

コーンスネークには青い色素がもともとないので、緑は発色しようがないのですが、なぜかうっすらと緑色が見えるのです。

作出に手間のかかるモルフで、なかなか見かける機会がありません。

白系の最新モルフであるグレイシャーも、見かける機会のないモルフです。

3種のモルフを掛け合わせて作られるのですが、作出に必要な3種の中にレアモルフであるラベンダーを含んでいるため、さらに高額かつレアになるわけです。

見かける機会がないので価格の相場が難しいのですが、5~6万円ほど、というところでしょうか。

コーンスネークのモルフの種類や価格!【まとめ】

いかがでしたか。

今回はコーンスネークのモルフの種類や価格の違いについて解説しました。

色柄、価格帯と、様々な面から好きなモルフを選べること自体も、コーンスネークの魅力といえるでしょう。

まずは、たくさんあるモルフの写真を見比べたり、ショップやイベントで実物を見てみて、自分の好みのモルフを探してみてくださいね。