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私もこの質問を受けることが多いのですが、必ず同じ回答をしています。
それは、「一度、食べると分かっている餌を、食べるだけ与えてください」です。
これで、飼っている個体が食べる最大量を把握し、普段の餌やりでは八分目程度に抑えます。
あとは、ベビーなら多めに、アダルトなら少なめに、という微調整をする感じです。餌やりの頻度や量、内容について、詳しくみていきましょう。
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ヒョウモントカゲモドキには大食いもいれば、小食もいます
ヒョウモントカゲモドキにも個性があります。性格の違いだけでなく、食べる量や食べ方もそれぞれです。
そのため、あくまでも自分が飼っている個体に合わせた餌やりをする必要があります。
そこで、まずは自分が飼っている個体に好きなだけ食べさせてみましょう。
できれば、コオロギをピンセットで1匹ずつ与え、何匹食べたか覚えておきます。
おなかがいっぱいになれば食べなくなるので、最大で何匹食べるのかわかります。
普段の餌やりでは、最大よりやや少な目の量を与えるようにしましょう。
たとえば、最大でコオロギを10匹食べた個体には、7~8匹程度にしておく、というような感じです。
生後1年未満のベビーの場合、1回あたりの量をもう少し減らし、毎日与えるようにしましょう。食いだめができず、消化力が弱いためです。
生後1年以降なら、もうアダルトサイズと同じくらいのペースで大丈夫でしょう。
ヒョウモントカゲモドキの餌やりの基本は昆虫食
ヒョウモントカゲモドキの主食は昆虫です。基本的にはコオロギだけ与えれば一生飼育できます。
同じくペット向きといわれるフトアゴヒゲトカゲが雑食性なので、ヒョウモントカゲモドキも雑食だと思われる方がときどきいらっしゃいますが、ヒョウモントカゲモドキは植物質の餌を食べません。
野菜や果物はあげても食べないので、注意が必要です。
わりと大胆な性格をしているので、ピンセットからでもすぐに食べるようになります。
ピンセットから食べるようになれば、生きたコオロギでなくても食べるようになります。
冷凍コオロギや、ふやかした乾燥コオロギも使えるようになるので、飼育はぐっと楽になるでしょう。
ヒョウモントカゲモドキには人工飼料も使えます!
ヒョウモントカゲモドキの飼育相談で多いのが、「昆虫をあげなきゃダメですか?」というご質問です。
生きていようが冷凍だろうが乾燥だろうが、虫が苦手な人にとってはそんなに変わりませんよね。
鶏肉などで代用できませんか?と聞かれることがありますが、どの部位の肉や内臓でも栄養が偏りますし、もともと肉を消化するようにはできていないので、代用は無理です。
ただ、最近はヒョウモントカゲモドキ用の人工飼料が発売されています。
かなり嗜好性が高く、ピンセットの餌やりに慣れている個体なら間違いなく食べるでしょう。
ただ、生きたコオロギしか食べたことがない個体には、最初に慣らす必要があります。
そのときには虫を使わざるを得ないので、それすらできないというひとは、最初から人工飼料に餌付いた個体を探しましょう。
アメリカCBにご注意!
ブリーダーさんが増やした個体のことを「CB個体」と呼びますが、アメリカ産のCB個体には少しだけ注意が必要です。
実は、アメリカのブリーダーさんはミルワームを餌に使うケースが多いようで、日本に輸入された時点でミルワームしか食べたことがない、という個体がいるようなのです。
ミルワームはそのまま与えると栄養バランスが悪く消化にもよくないのですが、アメリカのブリーダーさんは栄養剤を使い、脱皮直後の軟らかいミルワームを使っています。
大量に飼っていると効率のいい機械的な方法があるのですが、個人で飼育する際にはちょっと面倒です。
すぐにコオロギに餌付け直すか、コオロギを食べている個体を選んで買うといいでしょう。
ヒョウモントカゲモドキの餌やり【まとめ】
いかがでしたか。
今回はヒョウモントカゲモドキの餌やりについて解説いたしました!
初めてヒョウモントカゲモドキを飼育する場合、餌のことで悩む場面が多いと思います。
コオロギを食べている個体を入手し、最大どれくらい食べるのかを把握できれば、あとはベビーとアダルトで微調整するだけです。飼っている個体の様子を見ながら餌やりをしましょう。