ペットショップの店員さんが
「ハムスターってケージ買いになるのであんまり自分で身動きできないからお部屋自体を快適な温度と湿度に保ってあげるのが大事なんですよ」
と教えてくれました。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
特に夏と冬は気をつけてあげてくださいね!と言われました。
案外人間と近いハムスターに親近感が湧いたのを覚えています。
ハムスターに適した温度と湿度はどれくらいが適切なのか書いていきたいと思います!
Contents
ハムスターに適した温度は?
ハムスターに適した温度は20~26度。
とくに注意したいのがやっぱり人間と同じ冬と夏です。
『冬は20℃以上』『夏は26℃以下』
結構、人より高め低めなんです。
しかし温度調節を怠るとハムスターは病気になってしまいます。
夏なら熱中症、冬なら低体温症しかも冬場は温度が低いとハムスターは冬眠してしまうんです!
ではハムスターが快適に過ごすために、どうやって温度管理をしたらいいのか調べてみました。
擬似冬眠は低体温症のことで、入ってから10分以内に目を覚まさないと亡くなる可能性が高い危険な状態です。
そして気温が高くなり27~30度に入るとハムスターは運動量が減り、食欲が無くなったりと夏バテのような症状が出始めます。
更に高くなり30度以上になってしまうと健康で若いハムスターでも熱中症を起こし亡くなる可能性が高くなってきます。
しかしこの場合勘違いしやすいのが、適温にするのはゲージではなく巣箱の中ということです。
このハムスターが住む巣箱というのは野生でいうところの巣穴で、ゲージは外の世界です。
なので外の世界は季節に合わせた気温にしないとうまく毛が生え変わらなかったり、体調を崩したりします。
また種類や体格、毛の長さによっても暑さに強かったり寒さに強かったりが存在します。
普通は寒い地域に住んでいる動物ほど体が大きいです。
これはベルクマンの法則というのですが、ハムスターの場合は真逆で体の大きいゴールデンハムスターは寒さに弱く、ロボロフスキーハムスターは寒さに強いです。
暑さへの体勢も同じです。
ハムスターが寒い時、暑い時とる行動
寒い時の行動
ではハムスターは寒いとどういう行動を起こすのか。
まず一番目立つ行動としては巣箱から出てなくなります。
他には餌を貯めたり、巣箱の入口を床材で埋めたり、遊ばなくなったりとまるで冬ごもりをするかのような行動が見られたらハムスターは寒いと感じています。
だからといって毛布などでゲージを覆ってしまうのは駄目です。
何故かというとそんなに暖かくない上に自然の光を遮断してしまうと毛の生え変わりに失敗してしまう可能性があるからです。
しかしダンボールは暖かくしてくれるのでとても効果的です。
筆者もハムスターを飼っていたときは冬場はダンボールを被せていました。
暑いときの行動
なら逆に暑いときはどのような行動をするのか。
一番わかりやすい変化が「仰向けで寝ている」、もしくは「ベタっとしている」でしょうか。
人間と違い四足歩行の生き物はお腹側に臓器が密集していて、背中と比べると皮膚が薄いです。
そこを晒しているということは、急所を晒さないといけないほど暑いということです。
またこのベタっとしている、よく「溶けている」と表現されるこの行動は体が冷たいところに接する面積を増やそうとする行動です。
人間でも限界まで暑い時に冷たい床があったらベタっと張り付きたくなりますよね?なりませんか?
私はなります。
ハムスターに適した温度
ハムスターに適した温度を保つ方法
夏冬とハムスターが快適に過ごすためにはエアコンは必須アイテムです!
住んでいる地域や住んでいる建物内にもよりますが、自分は夏はゲージをエアコンで涼しく冬は暖房で暖かくしていました。
「エアコンなしでもなんとか工夫して調節できるんじゃないの?」
って方もいるかもしれませんが、よほどハムスターを熟知している方ならまだしもハムスターは初めてという方には難しいのでエアコンを使ってください!
(自分は夏冬はエアコンを使いました)
このときゲージを置く場所ですがガンガンに冷たい風がゲージにあたる場所は駄目ですしガンガンに温かい風があたる場所も駄目です!
ゲージを置く部屋ですが皆さんが過ごすリビングとか生活感のある部屋が適しているんです。
「部屋の温度が安定している」「陽の光が当たる」「風通しがよい」
何より飼い主さんの部屋に置いて管理していればハムスターの様子も毎日、見れますしあちこちの部屋のエアコンを入れたりしなくてもいいので節約的です!
勿論、一室をハムスターの部屋にして温度を24時間管理することができるのも良いかと思います。
冬は温かさを保ってあげる為におが屑を夏より多めにしてあげたり市販のハムスター用ヒーターをいれてあげたりしてあげると良いかと思います。
ゲージを置くべきではない場所は「台所」「廊下」「玄関」です。
台所は食べ物がいっぱいあるのでハムスターが食べてしまう危険と暑い寒い場所ですし料理をするので大変危険です。
廊下や玄関は人の通りが多いのでハムスターがゆっくり過ごせません。
ストレスのもとになりかねません。
そして温度とともに湿度管理も重要です。
ハムスターに適した湿度は?
ハムスターに適した湿度は40~60%
ハムスターはシリアやカザフスタンなどの中東に生息していたので乾燥した熱帯地域を好みます。
その為か水分が少量でも大丈夫だったりご飯になる虫や草もすくないので長い距離を移動することも可能ですので、頬っぺに食べ物をいれていたので頬袋に進化されたという説もあります。
しかし日本で湿度40~60%はなかなか厳しいです。
特に梅雨時は80%とかなりジメジメしていますよね…。
湿度が高いとゲージ内の菌やダニが繁殖しやすく、オシッコの臭いがきつくなりハムスターにかなりのストレスを与えてしまい病気になりかねません。
ハムスターに適した温度と湿度管理の方法【まとめ】
夏は特に湿度が上がりますのでゲージ内に市販のひんやりシートなど暑さ対策グッズがあるので設置してハムスターがそこで休むか様子見してあげます。
湿度計と温度計が一緒になっている物をハムスターのゲージの側に置いておくと飼い主さんも分かりやすいのでオススメです!
自分がロボロフスキーと暮らしていたときは、夏はおが屑を少なめにしてハムスター用のひんやりシートを入れてあげてエアコンを冬はおが屑を多めにしてあげていました。
(ヒーターは警戒していたのでやめました)やっぱり温度計と湿度計が一緒になっているのを購入しゲージの側に置いておくと(今、何度で湿度は○%か…)と分かりやすいので安心します。
とにかく冷やせばいい、温めればいいのではなくこまめな温度と湿度を保ってあげるのが大切です!