ハムスターをイメージすると、回し車を狂気のように回転させている姿を思い受かべる方が多いのではないでしょうか。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
私も昔、2匹のゴールデンハムスターを飼っていました。
オスの「ターボ」とメスの「マーブル」です。
特に「ターボ」のほうは回し車が大好きで、ターボという名前を知っていたかのようにもの凄い高速回転劇を繰り広げてくれていました。
マーブルは周りをうろうろとして「早く変ってよ!」と言っているように見えたものです。
ハムスター達がなぜ回し車を寝る間も惜しんで走り続けるのか?
そんな疑問を抱いたことはありませんか?
あれはストレス解消のために運動しているのだろ?
いや、あれは単に遊んでいるだけだよ。
こんな声も聞こえてきそうですね。
今回はハムスターが回し車がなぜ走り続けるのか、その理由を中心に、触れていきたいと思います。
ハムスターはなぜ回し車が大好き?
ハムスターは回し車が大好きだ!というのも決して間違った解釈ではないとは思うのですが、ハムスターが回し車に乗って走る行動にはちゃんとした理由が存在しています。
ハムスターはもともと夜行性で夜の間にエサを探し周るために移動する習性があります。
そのため、「夜間は走って移動する」という生物としての本能が存在するのです。
他の肉食生物に捕食される可能性のあるハムスターは、のんびりと歩いて移動などしません。
基本的に走ります。
その距離は諸説ありますが、一晩で10キロから20キロ相当の距離になるそうです。
この野生の名残が、ハムスター回し車の中で走り続ける行動へと繋がっているのですね。
私が飼っていたハムスター達も、深夜にカラカラと回し車に乗って走っている音が聞こえていたことを覚えています。
私達が寝るころに音が聞こえるな、と思っていて、夜中にトイレに起きた時にもまだ回転音が聞こえているという事も日常茶飯事にようにありましたね。
次にハムスターに必要な、回し車そのものについて触れておこうと重います。
ハムスターにとっての理想の回し車
ハムスターが大好きな回し車ですが、一生付き合っていくものになりますので、いいものを選んであげてほしいところですね。
事故などが起きて怪我をされては困ります。
一番大事なのが、ハムスターの体のサイズに合わせて選んであげるということです。
サイズは直径15センチから21センチと幅がありますが、ハムスターの種類や大きさで変ります。
私が飼っていたゴールデンハムスターで17センチから21センチが理想とされているようです。
我が家のハムスターも、最初に与えていた回し車では成長とともに背中がえらく反りかえって走りにくそうになってきたので、大きめのサイズのものに取り替えてあげました。
実際回ってみないと分からない部分もありますので、様子を見ながら必要であれば変更してあげましょう。
面倒くさいからと放っておくと、重大な事故にも繋がりかねないので、気をつけてあげて下さい。
次に回し車で起きる事故について触れておきたいと思います。
ハムスターが回し車で起きる事故
回し車とハムスターのサイズが合わないことで事故へと繋がる危険性があります。
ハムスターに対して回し車が大きすぎる場合、回転する遠心力にハムスターが負けてしまい、体が中に浮いて吹っ飛んでしまうケース。
体を強く打ちつけて気を失う程度ならまだいいのですが、うちどころが悪ければ最悪の結末になってしまうかもしれません。
はしごのような構造になっているものは、足が挟まって怪我をしてしまう可能性がありますので避けたほうがいいと思います。
今は回し車もほとんど隙間が無いタイプのものが出回っているので、わざわざリスクがあるもの選ぶ必要はありません。
私が飼っていた頃は、回転する床が上記のようにはしご状になっていたものが多かったので、隙間にハムスターの体が嵌まってしまう状態になることがありました。
その姿を見て可愛い!と思っていたことが、今思えばとんでもない話だったのですね…大けがをしなくてよかったなと思います。
事故ではありませんが、回し疲れて、回し車の中で寝るという例もあるようですね(笑
これは可愛い事故です。
ハムスターは回し車がなぜ大好きなの?【まとめ】
今回はハムスターが回し車をなぜ回し続けるのかについてのお話でした。
動物の本能としての欲求を満たしてあげるためにも、ハムスターにとって回し車は大切な存在です。
体の小さなハムスターはストレスを感じやすくデリケートな生き物です。
快適な環境作りをしてあげるためにも、きちんとしたものを用意してあげましょう。
私達もハムスターも心身ともに健康でありたいものです。
おわり