ハムスターを土葬するには?深さやプランター!

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私は遙か昔、2匹のゴールデンハムスターと暮らしていた時期がありました。

名前はオスのターボとメスのマーブルです。

マーブルは2年目の冬に、そしてターボは3年目の秋の終わり頃に、私達のもとから旅立っていきました。

短い間とはいえ、3年も一緒にいれば立派な家族です。

今でもお別れした日を思い出すと、少し涙が出そうになりますね。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

出会いがあれば、必ず訪れるお別れの日。

それは絶対に避けることは出来ません。

考えたくはありませんが、心の片隅では覚悟をしておかないといけないことなのです。

今回はハムスターの土葬について触れていきたいと思います。

これが最後のお世話です、ちゃんと天国へ見送ってあげましょう。

最初に土葬する前の段階の、亡骸を安置しておく段階からお話しておく必要があります。

私の実体験を交えながら、解説をさせていただきます。

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目次

ハムスターの土葬の前に

我が家の「ターボ」君が来てから3年目の初冬を迎えました。

ターボの様子を毎朝見に行くのは私の日課。

最近は毛並みも悪くなっており、歩き方もゆったりとしてきていました。

ガリガリと物を噛むことも、回し車の中で元気に走り回ることもしなくなっており、もうすっかりお爺さんになっていたのですね。

ある晴れた日曜日の朝、カゴのタオルを取り除いて中の様子を伺った私は、隅っこにボールのように丸くなっているターボの姿を見つけました。

もう生きていないことが分かった時のなんともいえないショックをうまく説明出来ませんが、あのときはすぐに涙は出ませんでした。

ハムスターが旅立ってしまった場合は、次に行うのは埋葬ということになりますが、亡骸をすぐに埋めてしまうなんて出来るわけがありません。

別れには時間が必要です。


ターボのように冬場に旅立った場合は常温で安置が可能です。

冷気が通りやすい玄関や窓、裏口などの近くに箱に入れて安置してあげましょう。

私は深さのある洋菓子の箱に給食用ナプキンを敷いて寝かせ、玄関の花瓶の花を勝手に抜いて、一緒に入れてあげていました。

気温にもよりますが、冬場は3日、夏場は1日ほどで腐敗が進みますので、保冷剤を横に置いて腐敗を遅らせましょう。

家族全員のお別れが終わったら、いよいよ埋葬にうつります。

専門業者に頼んで、きちんと供養してあげるという選択肢ももちろんありますが、ハムスターは小さく、自分達で埋葬してあげることが充分に可能です。

個人的な意見ですが、業者には頼まず自分達で土葬してあげてほしいと思います。

ハムスターの土葬の注意点

まずは自宅の庭や、許可が得られていて土葬が可能な場所を決まったら、土葬を行います。

私は自宅の庭に埋めましたが、気をつけてほしい点をいくつか上げながらお話ししていきたいと思います。

土の深さはとにかく深く掘る

まず土の深さですが、とにかく深く掘って下さい。

野生動物に掘り返されてしまう危険性があるからです。

せっかくお別れした後に、その亡骸を奪われてしまうなど絶対にあってはならないことです。

少し大変だと思いますが、穴は最低でも50センチ以上は掘ってあげたほうがよいと思います。

もちろん深ければ深いほどいいです。

骨になるまで、そして自然にかえるまで、そっとしておいてあげたいですね。

ハムスターの亡骸を箱に入れてあげる

ハムスターを埋める前に、亡骸を箱に入れてあげます。

私は前述の洋菓子の箱にいれたまま埋めてあげました。

埋める前におばあちゃんがターボの好きだった小さな丸太を一緒に入れ、ひまわりの種も加えてくれました。

箱は木箱や紙製のものを使用して下さい。

大きめの石を置いて目印に

埋め戻した後は土を盛り上げておき、場所が分かるようにしておきましょう。

大きめの石を置いておくことがベストです。

避けたいのは「~のお墓」と書いた立て札をすることです。

「ここに亡骸が埋まっている」ことを宣伝することになってしまう為、墓標は自分達だけがわかるようにしておくことをおすすめします。

(当時の私は何も考えずに「ターボのおはか」と書いた札を立てていましたが…)
次に、マンションやアパートなど庭が無い場合の土葬方法について触れていきたいと思います。

プランター葬

うちはマンションだから庭が無いのでハムスターが土葬出来ない、じゃあ火葬をしようか?
それとも業者に頼もうか?と、いう選択肢になりそうですが、それはちょっと待って下さい。

プランターを利用して土葬するという方法があります。


プランターを使った土葬は、手軽に行う事が出来る、引っ越しの時に一緒に移動出来る、旅立ったハムスターをより身近に感じられるというメリットがあります。

まずは、可能な限り深さのあるプランターを選んで下さい。

材質はプラスチックだと劣化も早く壊れやすいので、素焼きなどの陶磁製のものがいいです。

プランターの底に穴が空いているものは、ネットをして土の流出を防ぎましょう。

プランターの底に鉢底石を敷き、さらに10センチ程度のところまで花用の培養土か腐葉土を敷きます。

最後にお別れをして亡骸を横たえます。

亡骸を布などでくるむと、骨になるまで時間がかかってしまうので、そのままの状態で大丈夫です。

そのうえから土を敷き詰め、完全に埋めてしまいましょう。

万が一鳥などが心配であれば、表面にネットを敷いておくなど対策をしておきましょう。

プランター葬の場合、同じ土葬ではありますが、自然の土に比べると骨になるまでの時間が長くなります。

プランターの土では、亡骸を分解するバクテリアの数が少ないため、必然的にそうなってしまうのです。

骨になるまでの時間は、5年から10年くらいはかかるそうです。

ハムスターを埋めた後に、花を植えてあげましょう。

出来れば植え替えなどで土を掘り返さなくていいようなものを選びましょう。

ターボとマーブルが眠っている庭は、時が過ぎた今は別の御家族の庭になっています。

たまに近くを通ることがあるのですが、幸運にもそこは花壇になっており、今でも毎年綺麗な花が咲いているようです。

ハムスターを土葬するには?【最後に】

今回はハムスター達とのお別れの儀式である、土葬についてお話をしてきました。

別れは本当に辛いものです。

辛くてもしっかりと向き合い、最後まで責任を持ってお世話をするのが家族として迎えた私達が出来る最後の愛情です。

愛する魂が離れた体であればこそ、私達が魂をこめて供養をしてあげたいですね。

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