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しかし、中には「オカヤドカリが飼育時に何か臭い!」という声も…。
何故オカヤドカリに臭いが出てしまうのでしょうか?どうせなら、臭いが出ないまま飼育出来たら良いですよね。
結論から言うと、オカヤドカリの臭いを抑えることは可能です。
オカヤドカリが臭くなる原因とどうすれば臭いが抑えられるかについての対策と飼育をご紹介しますので参考にして下さいね。
Contents
オカヤドカリの飼育が臭い原因と対策方法
掃除は大切!糞や食べ残しの始末はこまめにしよう!
まず最初のオカヤドカリの飼育に臭いが出る要因は「糞や食べ残しが原因」の場合です。
オカヤドカリも生き物ですので、当然エサを食べ、その後は排泄します。
食べ残しや糞を放置していると臭いが出てきますし、オカヤドカリが病気になってしまう可能性が高くなるのは容易に想像出来ると思います。
オカヤドカリにとって快適な環境は、温度が25℃以上湿度が70%以上で、実に高温多湿です。
ですので、それを満たせる飼育を行う必要があるのです。
食べ残しを放置すると、腐ったりカビが生えてしまいますが、高温多湿だと尚更食べ残したエサの管理が大切です。
対策としては、以下のことが有効です。
②食べ残しは次の日には捨てる
余談ですが、オカヤドカリを飼育しているときに感じたのが、「もっとガツガツ食べるのかと思ったら意外と少食だな」ということでした。
食べ残しが多い、もしくは捨てるのがもったいないと感じているのであれば、エサの量を見直してみてはいかがでしょうか。
臭いの軽減に繋がると思います。
砂が悪いの!?砂を見直してみよう!
次の原因はオカヤドカリの飼育に欠かせない「砂」についてです。
初心者にありがちですが、「オカヤドカリを飼い出してから一度も砂を洗ったことがなかった」というのはよくあることです。
砂を洗わないということは、人間でいえば「引っ越してきてから一度も部屋の掃除をしない」というのと同じことです。
オカヤドカリは、自分の飼育を自分で改善することが出来ませんので、飼い主に定期的に「砂の掃除」をしてもらわないといけません。
汚い砂を放置していると臭いが出てきますので、出来れば最低でも2から3ヶ月に1回は表面の砂の掃除を行い、半年から1年に1回すべての砂の交換を行うと良いでしょう。
逆に砂の掃除をしすぎると、臭いはなくなりますが、触りすぎでオカヤドカリがストレスに感じてしまい、よくありません。
その間は、上記した糞や食べ残しの処理をし、レイアウトで置いてあるシェルターや観葉植物の掃除をするだけで大丈夫です。
注意が必要なのは、「同じ飼育下に脱皮中のオカヤドカリがいる場合」です。脱皮中の個体がいるのに砂を掃除してしまうと、脱皮の妨げになってしまうので、砂の掃除は我慢して、見守ってあげるようにしてましょう。
さて、オカヤドカリの脱皮を妨げてしまうとどうなるか…。
それは、次の臭いが出る原因に繋がる可能性があるのです…。
最悪の事態?!オカヤドカリ自体が死んでいて臭い
最後に、オカヤドカリに臭いが出る原因の中で一番避けたい原因をご紹介します。
それは「オカヤドカリ自体がもうすでに死んでいるから」です。
そもそも、オカヤドカリは年1回程度、生涯に渡って脱皮を繰り返しながら体を大きくします。
それは飼育しているオカヤドカリも同様です。
砂の中に潜って脱皮をし、再び地上に戻って新しい貝殻に入り込んで脱皮を完了しますが、何らかの事情で脱皮が上手くいかずに砂の中で死んでしまう個体が少なからずいます。
残念ながら砂の中で死んでしまうと、死んだオカヤドカリが砂の中で腐ってしまい、臭いが発生し臭くなってしまいます。
何故、こんな悲しいことになってしまったのでしょうか。
原因として以下のようなことが考えられます。
②気温や砂の量など脱皮するには適切な環境や飼育じゃなかった。
オカヤドカリが脱皮するために必要な砂の量は、水槽の底から15cm程度で、それより少ないと脱皮に失敗する可能性が高くなります。
また、適度に砂が湿っていないとオカヤドカリは呼吸出来なくなるため、脱皮が失敗する原因になります。
自然の中では雨が降って適度に砂に湿っていきますが、人間の飼育ではそうはいきませんので、適度に霧吹きで水分補給してあげる必要があります。
死んでしまって臭いが出てしまうのは、飼い主としても悲しく最悪の事態だと思いますので、それを防ぐためにもオカヤドカリにとって快適な環境や適切な飼育を整えてあげるのが、臭いの発生だけでなくオカヤドカリの命を守るためにも必要ではないでしょうか。
オカヤドカリ飼育は臭いの?【まとめ】
オカヤドカリの飼育に臭いが出る原因とそれに対する対策・飼育を見てきました。
オカヤドカリの飼育で臭いが出る原因としては、
②砂の掃除をしていなかった
③脱皮中の個体が脱皮に失敗し死んで腐っていた
ことが考えられます。
それに対する対処法や飼育として、
②砂の掃除をする
③脱皮中に個体が死なないように環境を整える
をオススメします。オカヤドカリは夏が終わったら死んでしまうと思っている人もいますが、実際の寿命は15年ほどと、かなり長生きする生き物です。
このことから、いかに適切な環境で飼育されていないかがよく分かりますね。
どうせなら元気で長生きしてほしいのは、どの飼い主も思うことだと思います。
そのために、まずは臭いが出ない環境を整えて、オカヤドカリにとって良い飼育を考えてみてはいかがでしょうか。
きっと、オカヤドカリたちも喜んでくれますよ!